「東京スマートドライバー」プロジェクトは12月6日、二輪車の交通事故を削減し、ライダー向けの交通安全啓発が目的の新プロジェクト「東京スマートライダー」を発足させる。
首都高速道路の調べでは、首都高速道路における自動二輪車の交通事故は全体の2%。利用台数は0.4%であることを考慮すると、その発生割合は全体の約5倍と非常に高い。さらに人身事故は23倍、死亡事故にいたっては62.5倍と、極めて高い発生率となっている。今年度に関しては、すでに死亡事故全9件のうち5件が自動二輪車事故という状況だ。
こうした状況を打開するため、「東京スマートドライバー」では、二輪車の交通安全対策「東京スマートライダー」プロジェクトを発足する。活動内容は二輪車の交通事故削減を訴え、その賛同者を募るもので、賛同者に「思いやり、譲り合いの精神を持って運転すること」を宣言してもらい、その証としてオリジナルステッカーを配布する。こうした活動により、自発的に安全運転するライダーを増やし、自動二輪車の交通事故削減をめざすという。
発足時のパートナーとして、民間初の二輪緊急車輌を保有する首都高パトロール、出版社のモーターマガジン社が名を連ねる。12月6日には川崎大師で発足式を行う予定だ。