ピーター・ジャクソン監督やマーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが28日(現地時間)、ニュージーランドの首都ウェリントンにて開催された映画『ホビット 思いがけない冒険』のワールド・プレミアに登場した。

同イベントに参加した映画『ホビット』シリーズのキャスト&スタッフ

同作は、J.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説作「ホビットの冒険」を完全映画化したアドベンチャー超大作『ホビット』シリーズの第1部、『ロード・オブ・ザ・リング』で描かれた中つ国の60年前を舞台にした作品。

ピーター・ジャクソン監督の出身地で、『ホビット』シリーズの舞台である"中つ国"のロケ地ニュージーランドで行われた同イベントには、スチールカメラ約100台以上、ムービーカメラ約50台以上と多くの報道陣が駆けつけ、13万人ものファンが集結した盛大なものになった。同作で、監督/脚本/製作を手掛けたピーター・ジャクソンは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ以上のヒット作になるかという問いかけに対し、「それは、ファンが決めることだからね。もうこの作品は、僕の手から離れたから何とも言えないよ。ファン次第だと思う。最新作『ホビット 思いがけない冒険』は、僕が日本に持っていくからね。楽しみにしてください! 日本の皆さんに気に入ってもらえるとうれしいな」とコメント。続けて、フロド・バギンズ役を演じたイライジャ・ウッドも「この作品がどう受け入れられるかは、皆さんが決めることだよ。この作品は、最高の映画だと思うよ! またこの地ウェリントンに、再び戻ってこられてとても嬉しい。日本はとても大好きなので、今から向かうのが楽しみだよ。すぐ行くので、日本の皆さん待っていてね!」と明るく語った。

映画『ホビット』仕様に彩られたウェリントン国際空港(左)に降り立った映画『ホビット』のキャスト&スタッフ一同

また、同作の主人公であるビルボ・バギンズ役を演じたマーティン・フリーマンは、日本のファンに向けて「ハロー! 日本の皆さん。今、とてもエキサイティングな気分だよ。僕が演じるビルボ・バギンズは、大好きなキャラクターだ。食べること、そしてリラックスすることが好きで、僕にとても合っていると思う。皆さん、『ホビット 思いがけない冒険』がいよいよ公開します! 東京が大好きなんだ。最新作を持って、皆さんの前に行くのがとても楽しみだよ!」と興奮ぎみに語った。

なお、今回のイベントに参加したスタッフ&キャストは、12月1日に東京・六本木で開催される "ジャパン・ホビット・フェスティバル"にも登場する。映画『ホビット 思いがけない冒険』(第1部)は12月14日より丸の内ピカデリーほかで全国公開。

(C)2012 Warner Bros. Ent. TM Saul Zaentz Co.