オークションサイトを運営する楽天オークションは27日、衣類や文房具などの物品を公益財団法人やNPO法人などの非営利団体(以下「団体」)に寄付できる仕組みを新たに導入したと発表した。

このたび導入する仕組みは、寄付に関心のある楽天会員が、楽天オークションサイト内の「オークションゆうパックで寄付しよう」のページから申し込みを行い、選択した団体に物品を送付することで、寄付できるというもの。利用者は、申し込みに伴い発行されるQRコードか、問い合わせ番号のいずれかを利用して、全国のローソン店舗に設置されている店頭端末「ロッピー」から宛名伝票を出力することで、手軽に配送を行うことができる。今回の配送には「オークションゆうパック」を利用する。

また楽天オークションは、このたびの仕組みを利用して発送した物品1送付あたり10円を、利用者が寄付する団体へ寄付する。寄付先となる団体は「公益財団法人 ジョイセフ」、「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」、「認定特定非営利活動法人ブリッジ エーシア ジャパン」、「認定特定非営利活動法人 日本救援衣料センター」、「特定非営利活動法人 聴導犬普及協会」の5団体で、今後順次拡大していく予定。

このたびの仕組みの導入により、楽天オークション利用者に対し、従来の出品に加えて団体への寄付という新しい選択肢の提案が可能になる。一方、団体にとっては、活動内容や寄付受入商品を楽天オークションサイトで紹介することにより、団体の認知度向上および寄付の増加を図ることができる。

楽天オークションは、今後も利用する顧客へ利便性の高いサービスを提供し、満足度の向上を目指していくとしている。