京阪バスは12月8~9日、長年にわたり京都定期観光バスとして活躍した2階建てバス「グランパノラマ」が12月9日で引退するのにともない、引退記念イベントを実施する。
「グランパノラマ」は1982年にベルギーのバンホール社製のバスを導入したことから始まり、広いフロントガラスと高い視点からの眺望で人気を集めた。後に国産車による増車を繰り返し、ピーク時には8台が運行されていた。現在は3両が在籍している。
引退記念イベントでは、12月8~9日の2日間に限り、通常は運行していない「京都・嵐山花灯路コース」にて「グランパノラマ」を運行させる。渡月橋・中の島公園・嵯峨野竹林の小径の「灯りと花の路」の自由散策を含む約3時間半のコースで、両日ともJR京都駅烏丸口を午後5時に出発。料金は大人2,400円、小児1,200円。
引退当日の12月9日には、「グランパノラマ」を京都駅烏丸口京都定期観光バスのりばに展示する。写真などで装飾された車内を開放し、誰でも見学できるようにするとのこと。展示は午前10時30分から午後5時まで。
なお、京阪バス案内所と京都定期観光バスのりば窓口では、「グランパノラマ」の引退を記念してプルバック式のオリジナルサウンドバスを発売中。車体のボタンを押すとバック音やエアブレーキ音などのリアルな音声が流れ、ライトが点灯する。価格は1個1,200円。