ミュージシャンで音楽プロデューサーの小室哲哉が25日、千葉・幕張メッセで行われた、「avex audition MAX 2013」の記者発表イベントに出席した。

左から、千紗、VERBAL、小室哲哉、伊藤千晃、與真司郎、末吉秀太

エイベックス・グループの創立25周年記念として開催される「avex audition MAX 2013」は、エイベックス主催のオーディションでは2008年以来、4年ぶりに開催する新人発掘オーディション。オーディションは、アーティスト部門とアクター部門で募集し、書類審査なしでエントリー者全員と面談する予定(募集期間は2013年2月28日まで)。

発表会には、同オーディションのスーパーバイザーである小室とオフィシャルサポーターを務めるダンスボーカルグループ・AAAの伊藤千晃、末吉秀太、與真司郎のほか、m-floのVERBAL、girl next doorの千紗が出席し、小室は「日本は人口が多いので、韓国や台湾みたいに音楽を輸出入しなくても、現状は成り立ってる。でも、近年は音楽の嗜好もバラバラになってきて一極集中ということが無いので、海外も視野に入れていくべき。エイベックスの名前を背負って海外にどんどん進出していきたいという人が好ましい」と述べ、「色んなチャンスの場でしたたかさを持つことが大事。遠慮しないで、椅子があったら必ず座る。この世界は、したたかさが無いと生きていけない」とアドバイス。VERBALも「ナンバー1じゃなくてオンリー1になるのが、審査で一番目立つ方法だと思う」と助言した。

AAAの3人もエイベックス主催のオーディションでデビューしており、伊藤は「私は歯科衛生士を目指してたんですが、初めて買った雑誌の表紙が大好きな浜崎あゆみさんで、その中にオーディションの告知があったので面白そうだと受けてみました」とオーディション応募のきっかけを話し、「自分を信じて一生懸命頑張って下さい」とエントリー者にエール。千紗も「レッスンでくじけそうになった時もあったけど、めげずに続けていたら夢が叶いました。続ける事は大事だと思う。夢を諦めないで下さい!」と励ました。また、フォトセッション時に報道陣から、23日に芸能活動再開を発表した歌手・華原朋美について聞かれた小室は「頑張ってください」と激励し、2011年にクモ膜下出血で倒れ、現在リハビリ中の妻・KEIKOの健康状態について問われると「順調です。ありがとうございます」と笑顔で答えて頭を下げた。