朝、布団から出るのが日増しにつらく感じられる季節がやってきました。これから12月、1月と寒さは増すばかり。ただでさえ夜更かしして生活が不規則な学生にとっては、ますます“遅起き”スパイラルに陥ってしまいそうです。
社会人は6時台に起きている!
学生時代はさておき、今後社会に飛び立つことを考えると、今の生活習慣を改善しなければならない人も多いでしょう。ちなみに社会人500名に平日の起床時間を聞いたところ、最も多かったのが「6時~6時半」(25.5%)。次いで「6時半~7時」(21.9%)という結果に。時間の融通が利く学生時代に“遅い目覚め”を習慣づけてしまうと、どんどん体内時計は乱れていき、6時台に活動する社会人生活に馴染(なじ)めず、“会社に遅刻”ということにもなりかねません。思い当たる人は早めに生活リズムの見直しを行っておきましょう。
※アンケートデータは、フレッシャーズ 社会人ライフ データベース【朝の過ごし方編】より出典(http://student.mynavi.jp/freshers/nyusha/fremaga11/2011/03/post_11.html)
目が覚める部屋づくり
正しい生活リズムを取り戻すには、目覚めやすい部屋づくりもポイント。こんな工夫を凝らしてみてはいかがでしょう。
■朝日が感じられる場所で寝る
光には眠りを覚ますホルモンの分泌を促し、体内時計を正しい周期に戻す作用があると言われています。朝の光は規則正しい生活を送るうえで欠かすことができないもの。早起きが苦手な人は、朝日が感じられる場所で寝るのが効果的です。窓際の光が差し込むスペースにベッドを配置しましょう。
■カーテンを開けておく
快適な睡眠を得るためには、カーテンを閉じて部屋の中を暗くするのがいいと言われています。しかし、朝、起きづらい人は、光の力を借りて覚醒するのも一手。内側にあるレースのカーテンを閉め、外側のカーテンを半分開けて就寝しましょう。翌朝、ゆるやかな日差しが窓から差し込み、光を感じながら目覚めることができます。
■部屋を暖める
せっかく目覚めても寒さのあまり布団から出られず、二度寝をしてしまう人も少なくありません。起床30分前に部屋を暖めて起きやすい環境をつくりましょう。また布団の上に羽織ものを用意しておくと、起きがけの体温調整に役立ち便利です。
■コップを置いておく
朝、目覚めたらすぐ水が飲めるよう、手の届く範囲にコップ1杯の水を用意しておきます。水を飲むことで自律神経が切り替えられ、目覚めに役立ちます。
朝起きづらい人は、朝が感じられる環境づくりが大切。朝の光や人の声で自然な目覚めを誘いつつ、目覚ましのアラームで覚醒。二度寝をしないために布団から出て、起きがけの水で活動モードを切り替える。正しい生活リズムを刻むことができれば、遅刻をするのではないかという心配も無用になります。ぜひ新生活を始める際の参考にしてみてください。
国内外あわせて計12回の引越しを経験。回数を経るごとに業者選び、梱包、段取りなどのコツを習得し、新生活を円滑に進める提案と共に情報発信し始めました。またAFPの資格も取得し、生活にかかるマネーの執筆活動も行っています。監修本に『ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編』(毎日コミュニケーションズ)がある。
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