元AKB48メンバーの光宗薫が主演を務める映画『女子カメラ』の初日舞台あいさつが、24日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた。

主演映画『女子カメラ』の初日舞台あいさつを欠席した光宗薫

光宗はAKB48活動辞退後、初の公の場に姿を現すはずだったが、体調不良のため欠席し、音声メッセージで「本日は公開初日にも関わらず、皆様の前で直接ごあいさつが出来ず大変申し訳ございません」と集まった観客に謝罪し、「この映画のお話をいただいた時は、初めての映画で初主演ということでプレッシャーはありましたが、監督や共演してくださった方々、そしてストーリーのおかげで楽しく演じることができました。温かい気持ちや前向きな気持ちになれる映画になったと思います」とコメントを寄せた。向井監督は「主演の薫ちゃんが来れなかったのは残念だけど、映画の中では魅力的に映っているので、ほのぼのしていただければ」とあいさつした。

この日は、キャストの熊谷弥香、高山都、園ゆきよは出席。カメラを持って登壇した高山は「大学生役なんですけど、来月30歳になるんです。薫ちゃんは18歳だったので、同級生役で大丈夫!?って思ってました」と打ち明け、「弥香ちゃんは本当の"カメラ女子"なので、どうやったらオシャレに撮れるのか聞いたり、休憩時間もカメラを持ってフラフラしてました」と写真にハマった様子。

左から、向井宗敏監督、熊谷弥香、高山都、園ゆきよ

熊谷は「セリフもすんなり入ってきたので、私に似てる部分があるのかな?自然体で演じることが出来ました」と撮影を振り返り、「父親役のグレート義太夫さんが一番印象に残ってます」と笑顔を見せた。高山も「(劇中の)私の家族もめっちゃ面白いので笑えると思う。この映画が、家族との思い出を残すきっかけになってほしい」とアピールした。

映画『女子カメラ』は、家族や親友たちの写真をテーマに女子大生4人の日常を描いたハートフルムービー。写真サークルのメンバー、美樹(光宗)、彩(熊谷弥香)、岡田(高山都)、春佳(園ゆきよ)は、1カ月後に控えた卒業を前に卒業旅行を計画したが、美樹が行けなくなりケンカをしてしまう。仲直りはしたものの空虚感を感じる美樹は、両親が経営する喫茶店に貼ってある家族写真への父親の想いを聞く――というストーリーで、映画はヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開中。