東京からたったの3時間半。時差も1時間と時差ボケの心配もナシ。グアムは、土日を利用しての2泊3日でだって行けてしまう気軽な海外旅行先だ。ここでは、まだグアムに行ったことがない人向けに、おさえておきたい観光スポットやオススメ宿泊先を紹介する。買い物三昧を考えている方は、前回の記事をご参考に。

断崖絶壁で永遠の愛を誓う

チャモロ人の恋人同士の伝説に因み、永遠の愛を誓うスポットに。恋人たちの名前を書いた鍵やキーホルダーがずらり

グアムの中心部タモン地区の外れにあるタモン湾。ここにはグアムの超人気観光スポットがある。その名は「恋人岬」タモン湾に突き出した岬で、展望台のある高台は海抜123mの断崖絶壁にある景勝地。この恋人岬、実はスペイン統治時代にチャモロ人の恋人たちが、結婚を迫るスペイン人総督から逃れ、お互いの髪を結んで身を投げたという悲恋伝説のある場所だ。今では永遠の愛を誓う観光地となっている。

タモン湾に突き出た恋人岬。海抜123mの断崖で、息をのむような絶景

チャモロ文化を体感

2011年にオープンしたばかりの「グアム・ビーチ&カルチャー・パーク」は、グアムの文化や歴史、自然を五感で楽しめるという体験型のカルチャーテーマパーク。グアムは、先住民のチャモロ人が人口の約半分となっており、約500年前のチャモロ人の村を再現した「古代チャモロ・ビレッジ」や、グアムの自然を体感できる「ネイチャー・ウォーキング」エリアなど、さまざまなエリアでグアムの歴史を体感できるようになっている。

「グアム・ビーチ&カルチャー・パーク」内にある「古代チャモロ・ビレッジ」では、500年前の生活スタイルが再現されている

パークに隣接してバー「ザ・ビーチ」があり、サンセットビューのベストポイントとしても人気を集めている。バーのみの利用も可能。

「グアム・ビーチ&カルチャー・パーク」に隣接してバー「ザ・ビーチ」も

チャモロ文化を体感した後は、チャモロ料理に舌鼓。「Meskla Chamoru Fusion Bistro」は、グアムの主都ハガニアにあるレストラン。伝統的なチャモロ料理に現代的なエッセンスを加えたフュージョン料理が楽しめる。肉類や魚貝をレモンジュースやココナッツ、唐辛子で味付けしたチャモロ料理「ケラグエン」やトルティーヤなどが楽しめる。さらには、地元産の新鮮魚貝を使った一品もはずせない。

写真左はアオブダイの素揚げで$19.95。奥はレッドライス。チャモロ人の食事に欠かせないごはんだ。右はケラグエンやトルティーヤなどをワンプレートにした「チャモロ ティザス プレート」($16.95)

年に一度のグアムのお祭り

「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」2012年の様子

より深くグアムの文化に触れたいと言う人には、ミクロネシア地区最大級のカルチャーイベントで、年に1回開かれるお祭り「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」がオススメだ。グアムのチャモロダンスなどが楽しめるメインステージをはじめ、ミクロネシアの島々それぞれの料理や特産物の販売が行われる。2012年は、イパオビーチパークで10月5日~7日の3日間開催され、好評のうちに終了した。

ミクロネシアの島々からブースが集結

各島の特産品の販売が行われる

幻想的なショーと本格ディナーを

2人の少女の夢の世界を再現した幻想的な「ドリーム3」を好評上演中。ダイナミックなパフォーマンスやマジックを交えたステージが、客席間近で繰り広げられる

ナイトスポットとして人気を集めているのは「サンドキャッスル・グアム」。マジックやダンスといった幻想的なショーが楽しめる。ステージ上にはホワイトタイガーも登場し、子供も飽きない内容となっている。ショーの前に本格的なディナーコースを楽しめるプランもあり、「デラックス・ディナー・プラン」は大人1人$159。

「デラックス・ディナー・プラン」のメニュー一例