フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、同社のコンパクトSUV「ティグアン」に前輪駆動仕様の「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー」を新たに導入すると発表した。JC08モード燃費は14.6km/リットルと高い環境性能を実現している。
「ティグアン」はコンパクトで取り回しのよいボディと都会的なデザインで好評を博してきた。今回新たに加わるグレードは、同社ならではのダウンサイジングテクノロジーにより、優れた走行性能と高い環境性能を両立する。
エンジンは1.4リットルのTSIエンジンで、最高出力は150PSを発揮。6速DSGとの組み合わせと、従来の4WDからFFに駆動方式を改めたことにより、軽快な走りを見せる。停車時にエンジンを停止するアイドリングストップやブレーキエネルギー回生システム、さらに「パサート」シリーズより採用した、アクセルペダルから足を放した際にエンジンとトランスミッションを切り離し、惰性で走行するコースティング走行モードも標準装備としている。
エアロパーツをはじめとする専用パーツを多数採用した「R-Line パッケージ」も同時に設定。18インチアルミや専用ファブリックシートといった装備だけでなく、スポーツサスペンションも採用する。価格は、「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー」が339万円、「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー R-Line Package」が379万円。従来のグレードの「ティグアン 2.0TSI R-Line 4MOTION」の426万円と比較しても、非常に魅力的な価格設定となっている。