ポルシェ ジャパンはこのほど、ポルシェカレラカップなどに参戦するドライバーの中から有望な若手を選抜するインターナショナルスカラーシップオーディションについて発表した。最終的に選抜される1名には、「ポルシェ モービル1スーパーカップ2013年シリーズ」への参戦費用20万ユーロが与えられる。

「インターナショナルスカラーシップオーディション」

オーディションの対象となるのは、「ポルシェ カレラカップ ジャパン」をはじめとする7カ国のカレラカップおよび「GT3カップ チャレンジ カナダ」に参戦するドライバー。まず有望な若手9名を選抜し、11月1日にイタリアのヴァレルンガにて、「ポルシェ モータースポーツ インターナショナル スカラーシップ」のオーディションを実施した。

日本からは、GTカテゴリーのレースへは初参戦ながら見事チャンピオンを獲得した18歳の平川亮選手がオーディションに参加した。今シーズンの全日本F3チャンピオンでもある平川選手はテストでもその実力をいかんなく発揮し、ポルシェ モータースポーツのエンジニアからも、「力強く印象的なパフォーマンス見せた」と高い評価を得ている。

9名の候補者はラップタイムだけでなく、テレメトリー、エンジニアとのコミュニケーションなど、さまざまな項目で総合的に評価される。テストのデータはヴァイザッハのポルシェ モータースポーツで解析され、11月末頃に1名の合格者が発表される予定。合格者は20万ユーロの参戦費用を与えられ、「ポルシェ モービル1スーパーカップ2013年シリーズ」に参戦することになる。