インターネットメディア事業を行っているセレスは、同社が運営するアルバイト求人情報サイト「モッピージョブ」で、全国の男女(大学生)688人を対象に、「大学生のアルバイトと金銭感覚調査」を実施。その結果、大学生の7割がアルバイトをしており、一人暮らしより実家暮らしの大学生のほうがアルバイトをしていることが分かった。調査期間は11月9日から11月12日。
「現在アルバイトをしていますか?」と尋ねたところ、全体で70.5%の大学生が「している」と回答。同項目を居住環境別に比較したところ、アルバイトをしていると回答した人は、一人暮らしなど実家以外で生活する大学生(64.3%)より、実家暮らしの大学生(73.5%)の方が多いことが分かった。
「親からの仕送り・お小遣いはいくらですか?」という質問では、全体の51.3%の大学生が「もらっていない」と回答。居住環境別で比較すると、「もらっていない」と答えたのは、一人暮らしなどの実家以外で暮らす大学生が26.3%だったのに対して、実家暮らしの大学生が63.4%と大きく上回った。
一人暮らしの大学生よりも実家暮らしの大学生の方が多く「アルバイトをしている」と答えたことも、「親からの仕送り・お小遣いをもらっていないためアルバイトで稼いでいる」と考えることができる。
現在アルバイトをしている大学生に対し、「毎月のアルバイト代」について質問したところ、一番多かったのは「4万円以上から7万円未満(39.6%)」であり、次に「1万円以上から4万円未満(34.2%)」があげられた。5万円程度が大学生のアルバイト代の相場と考えられる。
なお、「家計簿等をつけて収支を管理していますか?」という質問をしたところ、全体で36.9%の大学生が「している(家計簿等をつけている)」と回答。同項目を、「アルバイトしている大学生」と「アルバイトしていない大学生」に聞いたところ、それぞれ「アルバイトしている大学生」が39.0%、「アルバイトしていない大学生」が32.0%と、大きな差は生じなかった。
一方居住環境別では、家計簿等をつけていると回答したのは、実家の人が33.0%、実家以外の人が45.1%という結果になり、実家暮らしの大学生に比べ、一人暮らしの大学生には、家賃・光熱費・食費等の生活費など多くの出費があるため、収支についてきちんと管理せざるを得ないことが伺える結果となっている。