2011年12月に東芝が4Kテレビ「55X3」を発売し、2012年9月にソニーが4Kテレビ「BRAVIA KD-84X9000」を発表。2013年春には東芝が84型4Kテレビの投入を示唆するなど、テレビがより高画質・高機能になる一方、その裏側で録画する多岐にわたるコンテンツは、きちんと鑑賞できているのか、気になるところである。

今回マイナビニュースでは、所有しているテレビのサイズや種類、録画状況に関するアンケートを同誌会員500名(男性256名、女性244名)に実施。録画番組を実際に見ているかという質問では、「7、8割」が最多の42%、「半分程度」が次点の23.7%となった。

テレビの画面サイズは「32型超~42型以下」がスタンダード

所有しているテレビのサイズについては、「32型超~42型以下」が最多の40.2%。次点で「26型超~32型以下」が21.2%、次に「42型超~60型以下」が10.8%、「22型以下」が17.4%、「22型超~26型以下」が9.8%となった(有効回答500件)。また、「テレビ機能付きPC」と回答したのは5%、「その他のテレビ機器」と回答したのは4%だった。

なお、上記回答で「その他のテレビ機器」と回答した会員は、ほとんどが「ワンセグ機能付きの携帯電話」を使用。ほか、少数派ながら、レコーダーやカーナビ、ソニーのPlayStation3用地デジレコーダーキット「トルネ」を挙げる会員もいた。また、使用場所は通勤時の電車内や車の中が多かったほか、喫茶店やお風呂場という意見もみられた。

「所有しているテレビのサイズ」への回答

録画した番組、全部再生できてる? - 「7、8割」が最多、次点は「半分」

「録画した番組をどの程度見ているか」という質問では、「録画したうち7、8割は見ている」が最多の42%、次に「録画しても半分程度しか見られていない」が23.7%、「全部見ている」が22.6%、「半分以下」が8.8%、「録画しただけで満足してほぼ見ない」が2.8%となったた(有効回答283件)。

「録画した番組をどの程度見ているか」への回答

また、「録画機器を持っているか」という質問では、「持っている」が56.6%と半数以上になる一方、「持っていない」と回答した会員は43.3%に上った。複数チャンネルの全番組を数日間にわたって自動録画する「全録レコーダー」については、40.2%が「興味はあるが、価格面で迷っている」と回答。また、55.6%は「興味が無い」、3%は「購入予定」、1.2%は「持っている」との結果になった(いずれも有効回答500件)。

「録画機器を持っているか」への回答

「『全録レコーダー』に興味があるか」への回答

デイリーのテレビ視聴時間は「1時間~2時間以下」

「一日に何時間テレビをみるか」という質問では、「1時間超~2時間以下」が最多の29.6%、続いて「2時間超~3時間以下」が26.1%、次に「1時間以下」が18.4%。「3時間超~4時間以下」が14.3%、「4時間超~5時間以下」と「5時間超」がそれぞれ5.8%となった。

「一日に何時間テレビをみるか」への回答

ちなみに、「"毎週必ず見る"と決めているテレビ番組はあるか」という質問では、約半数となる51.8%が「ある」、48.2%が「ない」と回答。視聴番組はドラマやバラエティ番組が多かったが、アニメを挙げる会員もいた。


所有テレビの画面サイズで最多は「32型超~42型以下」と、大画面テレビが普及している印象を受ける。また、録画コンテンツの鑑賞については「全部見ている」が22.6%と3番手になり、残りの77.4%は興味のある番組を録画しても、全てを再生できてはいないということになる。録画コンテンツをいかに消費するか、消費しやすいものとなるかが、今後のテレビ・レコーダーのポイントの1つになると思われる。

調査時期:2012年11月7日~2012年11月8日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:500件
調査方法:インターネットログイン式アンケート