W録画&2秒で起動する「ぱっと観テレビ」機能で、テレビをめいっぱい楽しめるAVPC「VALUESTAR W」。その2012年秋冬モデルでは、もはやテレビチューナー搭載機では当たり前となったリモコンをひと工夫することで、日々の利用を大きく快適にしている。

VALUESTAR W VW770/JS

■主な仕様   [製品名] VALUESTAR W VW770/JS   [CPU] Intel Core i7-3630Q(2.40GHz)   [チップセット] Mobile Intel HM77 Express   [メモリ] 8GB(PC3-12800)   [ストレージ] 約3TB SATA HDD   [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ   [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)   [ディスプレイ] 23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)   [テレビ機能] 地上・BS・110度CSデジタル放送対応テレビチューナー×2、地上・BS・110度CSデジタル放送対応視聴専用シングルテレビチューナー×1(ぱっと観テレビ)   [OS] Windows 8 64bit   [店頭予想価格] 214,800円前後  

リビングにも置ける重厚感あるデザイン

テレビ機能を搭載した、一体型AVPC「VALUESTAR W」の新モデルが登場した。夏モデルで一新された本体デザインはそのままに、3D立体視に対応した「VW970/JS」と、3D機能なしの「VW770/JS」がラインアップされている。今回は「VW770/JS」を試用してみた。

「VW970/JS」がファインブラックの1カラーしかないのに対して、「VW770/JS」はこれにクランベリーレッドと、ファインホワイトの2カラーが追加されている。基本的な仕様はまったく同じで、3D機能を持っているかどうかだけの違いしかないため、3D機能が欲しいかどうかで選択することになる。

今回は「VW770/JS」のクランベリーレッド/レッドを試用した。ディスプレイベゼルにあたる部分や付属マウスは赤いが、ディスプレイ側面は黒。ディスプレイ下部には黒基調で銀をあしらったスピーカーが配置されている。赤とはいっても派手すぎず、リビング等に馴染む印象だ。

本体下部にはYAMAHA製スピーカーを配置

本体上部には電源およびテレビボタンを配置

左右各30度のスイーベル機能で、本体を動かさなくても見やすい位置に調節できる

本体右側面にはブルーレイドライブとUSB 2.0ポート×1を装備

後ろに20度のチルト、上に50mmの高さ調節機能も搭載している

左側面にはCONNECTボタンや入力切り替えボタン、チャンネル変更・音量変更・輝度調節用の各ボタン

全体的なデザインは角ばった直線的なもので、23型という画面サイズやスピーカー部の厚さから、どっしりとした雰囲気を持っている。キーボード等を並べなければPCというよりテレビのようにさえ感じられる。このどっしり感がスペックの高さと安定感を醸しだしている。

重量は約16.2kgと、物理的にもかなり重い。背面にまわるとその重さにも納得できるだろう。背面の脚部が細い支えではなく、ウーファーになっているのだ。スピーカーは4W+4Wで、ウーファーは8W。SR-Bass方式搭載となっている。サウンドにこだわりたいユーザーにうれしい構成だ。

本機の背面

脚部はウーファーになっている

背面右側には、HDMI出力ポート×1、LANポート、USB 3.0ポート×4を配置

背面左側にはHDMI入力ポート×2、D4映像入力×1、音声入力×1系統、アンテナ入力(同軸コネクタ)×1を装備

液晶の上部には約92万画素のWebカメラを搭載

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