おせち料理の用意率と購入率(前半)

おせち料理の用意率と購入率(後半)

食品メーカーの紀文食品は、首都圏の20代から60代の主婦660人に対し、「紀文・お正月首都圏調査2012」を実施。調査では、おせち料理の喫食率は95.9%となり、ほとんどの人がお正月にはおせち料理を食べている結果となった。調査期間は2011年12月19日から2012年1月4日。

まず、お正月についての意識について、96.5%が「日本の大切な伝統行事のひとつだと思う」と回答。84.7%が「お正月は家族で一緒に過ごす」という。

おせち料理についての調査では、95.9%が「おせち料理を食べた」と回答し、そのうち、おせち料理を用意したのは80.9%にのぼった。用意したアイテム数の平均は9.3品で、市販おせち商品の購入割合は78.0%となった。

また、「おせちは盛りつけに工夫をこらしたい(53.6%)」といった回答から、半数程度の主婦が、「ハレの日」のごちそうであるおせち料理の盛り付けに気を配っていることがわかる。

さらに、「おせちの品ぞろえはいわれや縁起にこだわる」と答えた人は46.2%で、4割以上の人がおせち料理ひとつひとつに込められた意味を意識しながら準備を行っている結果となった。

なお、用意したアイテムの1位は「蒲鉾(かまぼこ)(75.0%)」、2位は「黒豆(68.6%)」、3位は「お雑煮(67.4%)」、4位は「伊達巻(63.9%)」、5位は「栗きんとん(61.1%)」。以下、「数の子」、「昆布巻」、「なます」、「煮しめ」、「なると」などが続いた。