Microsoftは11月15日(現地時間)、自社ブログである「Inside SkyDrive」でSkyDriveアプリの更新情報を明らかにした。記事を書いた同社のリードプログラムマネージャーであるMike Torres(マイク・トーレス)氏は、「SkyDrive for Windowsなどの同期アプリを公開してから半年間、オンラインストレージの使用量が倍に増加した」と述べ、SkyDriveの成長をアピールしている。

同時に新しいSkyDriveアプリの新機能を紹介。最新版(Build 17.0.2003.1112)には<フォルダーの選択>タブが設けられ、同期対象となるファイルやフォルダーの選択を可能にした。例えばノート型コンピューターに、仕事で必要なドキュメントフォルダーだけを同期する際に有意義な機能だと同氏は述べている。

その他にもローカルディスクのSkyDriveフォルダーを共有する方法が追加されたことを紹介。コンテキストメニューに<SkyDrive>という項目が追加され、<共有>を選択すると、選択したファイルやフォルダーをSkyDriver経由で、電子メール送信やFacebook/Twitterへの投稿を可能にしている。

一方でWindows Phone 8とAndroid用のSkyDriveアプリが更新内容も解説している。Windows Phone 8版はパフォーマンスの改善と視覚的な変更を加えつつ、SkyDrive上のファイル検索機能などを追加。Android版はSDカードからのすべてのファイルをアップロード可能にし、SkyDrive上のファイルやフォルダー名の変更機能、各表示形式におけるカスタム並べ替え機能を新たに追加している。アプリは自動更新されると述べているが、筆者が確認したところ一部のコンピューターは古いままだった。アプリ配布ページから最新版をダウンロードした方が確実に更新できる。

SkyDrive for Windowsの最新版(Build 17.0.2003.1112)では、<フォルダーの選択>タブが追加され、同期対象を必要なファイル・フォルダーだけに絞り込むことが可能になった

SkyDriveフォルダーのコンテキストメニューに<SkyDrive>が追加され、ファイルの表示や共有を可能にした

改良はWindows OSやOS Xだけでなく、Windows Phone 8やAndroid用アプリにも加えられている。画面はAndroid版のSkyDrive