アイ・オー・データ機器は14日、スマートフォンやタブレットを使って、いつでも家の中などを確認できるネットワークカメラ「TS-WLCAM」を発表した。12月下旬発売予定で、価格は7,400円。
ネットワークカメラに限らず、ネットワークにつながる機器を利用する場合、設定の煩雑さに頭を悩ませられることが多い。しかし、同製品は「QRコネクト+」というアプリを使って、QRコードをスマートフォンなどで読み込むだけで、ダイナミックDNSをはじめとしたネットワーク設定を行ってくれるため、すぐにセットアップできる。PCを使わずにスマートフォンだけでもすべての設定が可能で、導入の手間が少ない。スマートフォンやPCで実際にカメラ映像を視聴する場合、「MagicalFinder」というアプリを使う。「MagicalFinder」を起動してカメラを選択するとブラウザが立ち上がり、ユーザー名とパスワードを入力してログインすると、カメラ映像が表示される。
また同製品は、動作検知機能を搭載している。動きを感知するとメールで通知する機能を備え、検知範囲は最大3カ所まで設定できる。本格的なネットワークカメラシステムを導入するにはちょっとコストが心配、といったようなビジネスシーンであったり、自宅内の子供やペットの様子確認、リアルタイムの定点観測など幅広い用途に利用できる。
カメラは130万画素CMOSセンサー、解像度はSXVGA(1280×960ドット)/VGA(640×480ドット)/QVGA(320×240ドット)。最大撮影レートはSXVGAが10fps、VGA/QVGAが30/25/20/15/10fps。動画はMJPEG形式で、JPEG形式の静止画も保存できる。
対応OSはWindows XP(SP3)/Vista/7/8 、Mac OS X 10.4~10.8でWindows RTは対象外。対応ブラウザはInternet Explorer 8.0以上、Chrome/Safari/Firefoxは、一部の機能に非対応だが利用できる。
無線LANセキュリティはWEP(64/128ビット) / WPA-PSK(TKIP/AES) / WPA2-PSK(AES)。本体サイズはW66×D37×H80mm、重量は約90g。無線LAN規格はIEEE802.11b/g/n。有線LANは100BASE-TX/10BASE-T。