三菱電機は13日、23型ワイド液晶ディスプレイ「Diamondcrysta WIDE」の新製品として、倍速補完機能搭載「RDT234WX-Z(BK)」と、偏光3D方式対応「RDT234WX-3D(BK)」を発表した。11月28日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は前者が55,000円前後、後者が53,000円前後。

倍速補完機能を搭載したRDT234WX-Z(BK)

「RDT234WX-Z(BK)」

倍速補完機能「クリアピクチャー機能」を搭載。毎秒60コマの映像を、毎秒120コマに補完して滑らかに表示。スマートフォンの毎秒30コマの映像も毎秒120コマに補完できる。

黒枠を表示せずにスマートフォンの画面全体を表示する「画面スタイル」機能もあり、「アドバンストDV MODE:モバイル」機能にてスマートフォンの表示画質をテキスト / フォト / 動画(高解像度) / 動画(低解像度)の4種類から選択できる。

「フレーム遅延時間表示」機能では、映像処理による信号遅延時間をOSDに表示。「スルーモード」時のフレーム遅延時間は0.9フレームに抑えられている。「アドバンスト DV MODE」は、「静止画(4モード)」、「動画(4モード)」、「モバイル(4モード)」から画質を選択可能。例えば「動画(自動)」では、入力された動画情報を自動判別し、コンテンツに合わせてテレビ / シネマ / ゲームから画質を自動で設定する。超解像技術や独自の高画質技術からなる画像処理専用LSI「ギガクリア・エンジンII」も搭載。

主な仕様は、液晶パネルが非光沢(ノングレア)のIPS方式、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が上下/左右とも178度、輝度が350cd/平方メートル、応答速度が5ms(GTG)、コントラスト比が900:1(CRO動作時5,000:1)。バックライトは白色LEDで、消費電力は標準時66W(通常時:30.5W、スリープモード時:1W以下、オフモード時:1W以下)。

ピクチャーインピクチャー機能にて、入力の異なる2つのデジタル信号を親子画面で表示可能。アスペクト比を固定しての拡大表示に対応するほか、携帯用ゲーム機の映像をフル画面表示する「AVアスペクト機能」を搭載する。

スタンドのチルト角度は上20度/下5度で、3W+3Wのステレオスピーカーを備える。映像入力インタフェースは、HDMI×2、DVI-D(HDCP対応)×1、D-Sub×1、D端子×1。リモコンが付属。本体サイズはW546×D230×H453mm、重量は約5kg。

RDT234WX-3D(BK)

「RDT234WX-3D(BK)」

「RDT234WX-3D(BK)」は、偏光3D方式を採用した3D対応モデル。3D表示時の輝度低下を抑え、90cd/平方メートルの明るさを確保する。明るくちらつきの少ない3D映像を表示し、付属の3Dメガネで3D映像を楽しめる。「スルーモード」時のフレーム遅延時間は0.1フレーム。倍速補完機能は搭載していない。

主な仕様は、液晶パネルが半光沢(ハーフグレア)のIPS方式、3D時の視野角は上下12度、輝度が240cd/平方メートル、応答速度が3.2ms(GTG)、コントラスト比が1,000:1(CRO動作時8,000:1)。消費電力は標準時37W(通常時:22.5W、スリープモード時:0.8W以下、オフモード時:0.5W以下)。2W+2Wのステレオスピーカーを搭載。本体サイズはW545×D170×H394mm、重量は約5kg。そのほかの仕様はほぼ共通。