NTTドコモは、同社の完全子会社らでぃっしゅぼーやの株式のうち10%をローソンに譲渡する契約を締結し、資本・業務提携を行うと発表した。これにより物流コストの削減等の事業運営を効率化させ、らでぃっしゅぼーやが取り扱う有機・低農薬野菜をNTTドコモ・ローソンが販売促進をすることで、らっでぃしゅぼーやの収益拡大を図っていくのが狙い。
NTTドコモはらでぃっしゅぼーや株の10%を2012年12月にローソンに譲渡する予定。ローソンは同社の株式取得後、常勤取締役1名を派遣し、事業運営を支援する。具体的には、ローソンが保有する物流センターを、らでぃっしゅぼーやが共同利用することで、物流拠点の運営費等の削減を目指す。協業が進んだ場合には、ローソンはさらに10%の株式を買い増しし、ローソン派遣の常勤取締役を代表取締役副社長とすることで合意しているという。
また、NTTドコモが12月からdマーケットで開始する「dショッピング」において、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜の取り扱いを開始し、ドコモショップを活用した販売促進やドコモポイントとの連携等も進めていく予定。今後、両社は、スマートフォンやタブレット端末を活用した販売促進をさらに強化していく。
さらに、今回の資本・業務提携を受けて、Eコマース事業の最適化を目的に、合弁会社らでぃっしゅローソンスーパーマーケットの事業再編を行う。らでぃっしゅぼーやは、ローソン保有のらでぃっしゅローソンスーパーマーケットの株式を譲り受け、同社を12月12日に吸収合併し、Eコマースを「らでぃっしゅぼーやオンラインストア」に改称する。
らでぃっしゅローソンスーパーマーケットでのPontaカード利用者の利便性を維持するため、吸収合併後もらでぃっしゅぼーやオンラインストアにおいてPontaポイントの付与を一定期間継続する。
(記事提供: AndroWire編集部)