ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、新型「XFスポーツブレーク」のグローバルデビューに向けて、「コンセプト・スピードボート by ジャガーカーズ」を発表した。クルマ以外でスピードと美しさの両立が求められるプロダクトに、ジャガーのデザインフィロソフィーがどのように応用できるかチャレンジしたという。
このスピードボートは全長6.1m、船幅2.0mで、クルーザーデザインの専門家やオーダーメードのデザインプロジェクトマネージメント企業の協力を得て開発された。船体はグラスファイバー製で、天然のチーク材のデッキを持つ。また、赤い2+1名用キャビンはジャガーのスポーツカーの特徴を反映しているという。ジャガーカーズの伝統は、XJシリーズ1からアイデアを得た燃料フィルターキャップからも感じられる。
新型「XFスポーツブレーク」は、XFシリーズで最も多用途なモデルで、1,675リットルものラゲッジルームを備える。同時にXFサルーンと同等の空力特性、ねじれ剛性、ハンドリング性能を持ち、高効率なジャガー製ディーゼルエンジンを搭載している。2.2リットルのエンジンはこれまでのジャガー製品の中で最も燃費が良いという。3.0リットルのV6ツインターボエンジンもあり、こちらは2種類のチューニングバージョンがある。ハイパワーなディーゼルSの最高出力は275PSを誇る。