各国でオリジナルメニューを展開している「マクドナルド」。では、本場アメリカではどうなのかということで、アメリカ(グアム)でのマクドナルド体験をレポートしてみよう。
グアムの中心部、タモン地区のマクドナルドを訪れてみると、ランチタイム満席状態。観光客らしい日本人の姿も多く見られた。ちょっと驚いたのが、中までよく見えるセミオープンキッチン形式の調理場。奥までスコーンと見え、待っている間にその様子を見るのも楽しい。
スライスマッシュルームたっぷりのバーガー
今回一番ヒットだったのが、「Angus Mushroom&Swiss」($5.39)。アンガス牛100%の分厚いビーフパティとスイスチーズ、そしてスライスマッシュルームがぎっしり敷き詰められている。パティの挽肉は粗めで肉肉しく、とってもボリューミー。スイスチーズもよくのびておいしかったが、ホイップ状の軽くてまろやかなソースと、香り高いマッシュルームが特に印象的だった。グルメバーガー価格だが、それでもバランスの取れた納得のおいしさだ。
一方、残念だったのが「Chicken Snack Wrap」($1.79)。クリスピータイプのチキンフライをトルティーヤで巻いたものなのだが、野菜のボリュームも少なく、ソースも薄め。どうにもチープな印象を受けてしまった。手頃な価格なので仕方がないのだろうか。
ドリンクを注文すると、空のカップを渡される。レジカウンターの隣にはドリンクのサーバーが設置されており、お客が氷やドリンクをセルフで入れるドリンクバー形式になっている。こちら、単品だと$1.59。炭酸系がメインで、今回はルートビアを選んでみた。沖縄で一度飲んだことがあったのだが、やはりあの独特の薬臭さ。コップにたっぷり入れたことを後悔したのだった。
あと、こちらではケチャップもセルフ。設置されているディスペンサーから小さな紙カップにケチャップを入れ、フライドポテトをディップして食べたり、バーガーに追加したり。見慣れないスタイルなので、妙に楽しい。
いやー、今回は「Angus Mushroom&Swiss」に尽きる! グルメライターの筆者も、同行していたグルメ編集者もこのハイレベルなおいしさにビックリ。あっという間にぺろりと平らげてしまった。日本でもぜひ導入してほしいものだ。