恋愛に効く食べものとは?

気になる人を食事に誘いたい! そんなとき、何を選んだらいいのか迷ってしまう人も多いのでは。せっかく誘うのなら、恋のムードを高めてふたりを近づけてくれるような食べものにしたい! そんなオイシイ話はないか、心理学者の内藤誼人(ないとうよしひと)先生に聞いた。

「甘いものとフランス料理です」と内藤先生。なるほど、甘いものもフランス料理もデート向き。スイートな気分、などともいうように甘いものは何となくわかるような気がする……。でも、数ある料理の中で、フランス料理なのはどうしてだろうか。

「フランス料理はロマンチックな気分にさせてくれます。フランス料理ってよくソースがかかっているでしょう。あれが愛液、そしてエッチを連想させます。セクシャルな気分を高めるのです」(内藤先生)

高級なものをごちそうして好感度が上がる、というわけではなく、ソース、それもそのとろみがポイントだったとは! たしかに恋愛においてセクシャルな気分というのはかなり重要なポイントなのかもしれない。

「例えばパスタを注文するにしても、さっぱりしたものよりクリーミーなソースがかかっているものを選んでください。べちゃべちゃしたものがいいんですよ。キーワードは、どろどろ、べとべと、ぬるぬるです(笑)」(内藤先生)

"精をつける"とされる食べものはぬるぬるしている!

「昔から精をつけるとされている食べものにとろろやオクラがありますが、あれらもぬるぬるしていますよね。うなぎだって、さばいてかば焼きにする前はぬるぬるしている。人間は視覚的な動物。目で見たイメージで連想するものです。こういう食べものを自然に選べると、モテ男、モテ女になれると思います」(内藤先生)

食事のチョイスにも開けていたモテへの道。どろどろ、べとべと、ぬるぬる……そんなイメージのものを探して、気になるあの人を食事に誘ってみてはいかがだろうか。

<プロフィール>
内藤誼人
心理学者で現在立正大学心理学部対人・社会心理学科特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。有限会社アンギルド代表取締役。著書は200冊を超え、執筆活動のほか心理学者としてのコンサルティング等でも幅広くご活躍中。