以前から建築とデザインに興味を示していたことでも有名なブラッド・ピットが、自身がデザインした高級家具のコレクションを発表した。
ラグジュアリー家具デザイナーのフランク・ポラロと提携して自身のラインを手がけることになったブラッドは、インテリア雑誌『アーキテクチュアル・ダイジェスト』誌に、「体を壊すほどコレクションのクオリティを上げることに没頭した」と長時間かけてデザインを完成させたと語っているものの、同時に「分不相応になってはいけない」とも主張し、自身が家具デザイナーと呼ばれることには拒否感を示している。
ダイニングテーブル、カクテルテーブル、サイドテーブル、クラブチェア、2人分の広さのある大理石のバスタブなどを含んだ今回の新作コレクションは、来週にもニューヨークで初披露される予定だ。さらに同誌によれば、ブラッドのデザインは、シングル・ラインのコンセプトを凝縮させたもので、"17フィート(約5メートル)もあるダイニングテーブル"や"24金のゴールドを施したらせん状のメタルの脚がついたガラストップテーブル"などは幾何学的な美しい仕様になっているという。
なお、ブラッドは学生時代から建築も愛しており、実際にデザインも手がけていたと語っている。「1990年代の頭くらいからずっと建築物や家具のアイデアを書き貯めていたんだ。(建築家の)チャールズ・レニー・マッキントッシュやフランク・ロイド・ライトの作品を味わいだした頃からね。フランス式の建築とは違った二点透視投影的なものを模索してた大学時代にライトを発見したとき、それまでの僕の人生を根底から覆してしまうような興奮を感じたんだよ」
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