12月より導入される1号車(黄色)「かもめ」と2号車(赤)「ちどり」

京成グループの鋸山(のこぎりやま)ロープウェーは、12月21日(金)に開業50周年を迎える。これに併せてさまざまな記念イベントを開催しているが、12月より、24年ぶりにゴンドラを新しいものにかえて運行することになった。

鋸山ロープウェーは千葉県で唯一のロープウェー。南房総国定公園に指定されている鋸山の山麓から山頂まで、全長680メートル、高低差223メートルの空中散歩を楽しめるとあって、人気を集めている。

山頂駅展望台は、奇岩・名勝の地として知られる鋸山の岩肌や東京湾、富士山、伊豆大島、東京スカイツリーを望むことのできる絶好のスポットだ。

また、山頂駅より徒歩5分の日本寺には日本最大の大仏、切り立った岩盤の上から約100mメートル下をのぞき込む、「地獄のぞき」など数多くの見どころを散策できるハイキングコースも整備されている。

今回、新しく導入されるロープウェーは、開業以来3代目となる。スイス製で、全面ガラス式のそのフォルムが特徴だ。愛称は1号車(黄色)を「かもめ」、2号車(赤)を「ちどり」と、親しみやすい名前にした。

なお、11月15日(木)まで、50周年記念キャンペーンとして、山頂食堂で食事をオーダーすると、コーヒーまたはココアがプレゼントされる。