HDRアートも機能アップ。従来のレベル1/2/3に加えて、描画タッチの方向性を変えた質感のEX1/EX2が追加された。解像感と立体感が向上し、従来の絵画調からややリアル調へシフトした雰囲気だ。HDRアートファンには嬉しい選択肢が増えたといえるだろう。

HDRアートの表現力が向上

Lv.1

Lv.2

Lv.3

Ex1

Ex2

元画像

また、担当編集H氏も心待ちにしていた通常撮影とHDRアートの2枚同時保存がついに実現。「HDRアートで撮りたいけれど、普通に撮った写真も押さえておきたい!」という要望に応えてくれる。この機能は、高速連写したうちから適正露出の一枚を抜き出して保存するので、HDRアートと同じシーン、同じ瞬間を撮れるのが嬉しい。

HDRアートの2枚同時保存が可能に。HDRアートとどちらで撮ろうかと悩む必要がなくなった。担当編集Hより「これを待ってました! ものすごーく嬉しい!」。(オリジナル画像を見る。「写真左」「写真右」)

ちなみに、ZR1000がHDRアート処理中でも続けて次の写真を撮れるが、全焦点マクロや背景ぼかし、スライドパノラマなどは処理中に次の撮影は行えない。これはZR1000の処理能力が不足というわけではなく、わざとストップをかけているようだ。というのも、処理ルールに合致しない撮り方をした場合に、画像処理がエラーになる可能性があるため。きちんと処理が終了したかどうかを確認してから、次のコマの撮影に進むようにしよう。

また、久々にRAW撮影モードを搭載したことも、カメラ好きには嬉しいところだ。JPEGとの同時撮影も可能。記録方式はDNG形式となる。

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