iPad miniのカメラ性能はiPhone 5よりも見劣りするものの、シビアな環境でなければiPad miniのカメラは結構使える。では「iPad miniのカメラをどう活用すべきか」という点について今回は考えたい。
iPad miniはiPadと比べて非常に軽く、小型だ。それ故に家で使うよりも、持ち歩くことを想定したい。
しかし、外出先ならもっと取り出しやすくて軽量コンパクトなiPhoneのカメラがある。iPhone 4S以降の機種ならiPad miniよりも高性能なので、スペックから考えてもiPad miniの出番はない。
iPad miniがiPhoneに勝っているのはただ一つ、"画面の大きさ"だけである。
そう考えると、自ずからiPad miniのカメラの用途は決まってくる。
- 複数人での自分撮り
ここまで背面カメラの話ばかりしておいて何なのだが、フロントカメラを使った自分撮りにiPad miniはかなり使える。といっても、一人で自分を撮るのではなく(それはiPhoneで十分だ)、複数人で顔を寄せあって自分撮りする場合に使うのである。
複数人で自分撮りするような場面では、iPhoneの小さな画面は確認がしにくい。その点、iPad miniなら、被写体となる全員が大きな画面で自分の表情などをはっきり確認できるのだ。……え、そんなに複数人で自分撮りする機会がないって? いやいや、Facebookあたりを見るとリア充の皆さんがいっぱいアップしていますよ。
- 撮った写真を複数人ですぐに確認したいとき
撮影した写真を全員でのぞきこむようにして見る場合、iPhoneの画面は小さすぎる。iPadなら問題ないが、旅先などに持って行くには大きすぎる。というわけで、複数人でも問題なく閲覧できて、かつ軽量で旅先にも気軽に持ち出せるiPad miniが最強ということになる。クラウドを経由して同期すればiPhoneで撮ってiPad miniで見るということもできるのだが、そういうのが面倒くさい人も多いだろうし、最初からiPad miniで撮った方がいいだろう。何しろ、暗所での撮影以外、両者にはそこまで神経質に気にするほどの違いはないのだから。
- 鏡として使う
iPad miniならではの画面の大きさが活きるとき……それは外出先で手鏡代わりに使うときである。iPhoneのフロントカメラでも鏡代わりにはなるのだが、やはり普段見慣れている手鏡サイズであるに越したことはない。iPad miniの大きさはまさに手鏡そのものである。女性の皆さん、いかがですか?
……以上、iPad miniのカメラ機能を活かす方法を考えてみた。iPad miniのカメラなんてオマケみたいなものと考えている人にも、ぜひ一度使ってみてほしいと思う。