不整脈による心肺機能疾患で治療に専念していた放送作家・高田文夫が5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』に出演し、約7カ月ぶりに仕事復帰を果たした。
この日は月曜日レギュラーの松本明子、金曜日レギュラーの松村邦洋のほか、ゲストとしてお笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士が招かれた。高田は「どうも、藤本義一です、シャバダバシャバダバァ~、ホントに皆さん、どうもご無沙汰しまして(笑)」と、今年の10月30日に亡くなった藤本義一を名乗ってあいさつ。高田流のジョークを交え、健在ぶりをアピールした。
これまでの闘病生活については、「家でDVDを見てた時に倒れて、7~8時間心臓が止まってた。蘇生してからも4回止まった。2週間意識が無くて、それから3カ月、ICU集中治療室に入院ですよ。8カ所もメスを入れた」と壮絶な日々を明らかにしつつ、「看護師さんもお医者さんも付きっきりだったんだけど、退院するとき看護師さんのおばちゃんに言われたもん、『ホント、高田さんはいつ心臓が止まるかわからないから、寝かしてくんないんだから、やっぱり女を寝かせないねぇ』だってさ」と笑いを誘う報告も。また、「(最近亡くなる人が多いのは)立川談志がちょっかい出してんだよ。俺は談志を三途の川まで送って行って帰ってきたんだよ、森田芳光(監督)も居たけどね。まぁまぁ、とりあえず良かったよ」と親しかった友人たちも話題に取り上げるなど、終始笑いの絶えない収録となった。
高田の療養中、松本明子、東貴博、春風亭昇太、乾貴美子、清水ミチコ、松村邦洋、磯山さやからのレギュラーメンバーと、番組に縁の深いゲストが出演し同番組を放送。この間、高田文夫直筆のメッセージの紹介や、退院したことを春風亭昇太が報告するなど、番組はその後の経過を追い続けた。そして、10月19日の放送で高田は電話で生出演し、11月5日からの復帰を発表していた。