レノボ・ジャパンは5日、「ThinkPad」シリーズが2012年で誕生20周年を迎えた記念として、「ThinkPad X1 Carbon 20th Anniversary Edition」を日本国内限定で発売する。生産台数は限定500台で、"NEC レノボ・ジャパン グループ"のNECパーソナルコンピュータの米沢事業場に生産を委託する。11月13日よりレノボ・ショッピングおよび一部量販店にて予約を開始し、12月下旬より出荷を予定する。

ThinkPad X1 Carbon 20th Anniversary Edition

「ThinkPad X1 Carbon」は、ThinkPadブランドでは初のUltrabook製品となる14型モバイルノートPC。特別なカーボン素材を採用し、14型ノートで世界最軽量という1.36kgの重量と、最薄部8mmの超薄型ボディを実現している。

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「20周年記念モデル」には、電源ボタンの横に「20th Anniversary Edition」と印字されるほか、限定500台を示すシリアルナンバーが左ヒンジ部に、日本国内での生産を表す「Made in Japan」が底面に刻印される。

限定500台の刻印

生産をNECPCの米沢事業所に委託。本体の底面に「Made in Japan」と刻印

生産は、"NEC レノボ・ジャパン グループ"のNECパーソナルコンピュータ米沢事業所に委託する。2012年7月に行われたNECレノボ・ジャパングループが設立1周年の記者会見にて、ThinkPadの一部製品を試験的に米沢で生産すると発表されていた。

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また、ThinkPadが誕生した当時のデザインコンセプトが「松花堂弁当」で、「ThinkPad X1 Carbon」のデザインモチーフが「仕立ての良い箸」ということから、銀座夏野 江戸銘木箸 職人 土倉昭夫氏による青黒檀などを用いた「箸」と風呂敷、松下ラゲッジ製の専用ケースが特典として付属する。

江戸銘木箸 職人 土倉昭夫氏による「箸」。ThinkPadのアイコンである赤いトラックポイントをあしらっている

松下ラゲッジ製の専用ケース

「20周年記念モデル」の主な仕様は、Core i7-3667U(2.0GHz)、チップセットがMobile Intel QS77 Express、ストレージが256GB SSD、ディスプレイは14型HD+(1600×900ドット)のノングレア液晶(LEDバックライト)、OSはWindows 8 Pro。メモリ容量は通常ラインナップにはないDDR3L PC3-10600 8GBとなっている。

インタフェースはUSB 3.0×1、Powered USB 2.0×1、Mini DisplayPort×1、IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth、マイク/ヘッドフォンコンボジャック×1、4in1カードリーダ×1など。 本体サイズ/重量はW331×D226×H8~18.8mm/約1.36kg。バッテリ駆動時間は最大で約7.8時間。