西武鉄道は25日、池袋線の旧保谷車両基地にて、「西武鉄道100年アニバーサリーイベント in 保谷 ~SL5号蒸気機関車修復完成記念披露会~」を開催する。西武鉄道の前身である武蔵野鉄道の設立から今年で100周年になるのを記念し、あわせてこのほど静態保存修復を終えたSL5号蒸気機関車のお披露目として実施される。

静態保存修復を行う前のSL5号

SL5号蒸気機関車は、1896(明治29)年に英国のナスミス・ウィルソン社が製造。国鉄の前身である鉄道省や西武鉄道の前身である川越鉄道にて活躍したが、その後は長く旧保谷車両基地にて保管されてきた。英国製の同型機関車は国内に3両しか現存していないという極めて貴重な車両だ。

イベント当日はこのSL5号に加え、E11型電気機関車や電車・保守用車が展示され、新旧さまざまな車両に触れられる。鉄道保安機器の展示や子供用の制服撮影会、ミニSLの運転、鉄道グッズの販売なども予定されている。

「西武鉄道100年アニバーサリーイベント in 保谷 ~SL5号蒸気機関車修復完成記念披露会~』の開催日時は、11月25日10時から午後2時30分まで。雨天決行・荒天中止。会場の旧保谷車両基地とその周辺には駐車場がないため、電車での来場を呼びかけている。