俳優の濱田岳が主演を務め、2013年1月に公開を迎える映画『みなさん、さようなら』の予告編が公開され、主題歌と挿入歌をロックバンド・エレファントカシマシが務めることが3日、明らかになった。

映画『みなさん、さようなら』

濱田が演じたのは、「ぼくは一生、団地の中だけで生きていく」とある日突然、心に決めた少年・悟。団地には食料品店、理髪店、衣料品店、郵便局、病院と何でも揃っており、悟少年は初恋も、青春も、就職も、結婚もすべて団地の中でできると考えての決断だった。しかし、彼の周囲の人々は「なぜ、悟が団地から出られないのか」を知っていた。今回、公開された予告編ではその悟の決意のほか、時代の流れに飲まれていく団地の光景や同級生役・倉科カナとの恋の進展も描かれている。本作はその少年・悟の20年間の物語。

主題歌に起用されたのはエレファントカシマシが2000年にリリースしたアルバム『sweet memory~エレカシ青春セレクション~』に収録されている「sweet memory」。ボーカルの宮本浩次が団地育ちだったことを聞きつけたプロデューサーがオファーし、今回の実現へと至った。仙台から帰郷する際、新幹線の中で同曲を聞いた濱田は、あまりに作品に合っていたことから思わず涙を流してしまったのだという

映画『みなさん、さようなら』予告編映像