「2012東京インターナショナルオーディオショウ」が11月2日より、有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。期間は11月4日までで、開催時間は10:00~19:00(最終日は17:00終了)。入場は無料となっている。

国際フォーラムガラス棟の4F~7F、D棟の4F~5Fの会議室が試聴スペースとして使用されている

東京インターナショナルオーディオショウは、音展やヘッドホン祭りなどの大型オーディオイベントのトリを務めるもので、都内で毎年秋に開催する。内容的にも非常に濃いイベントで、今年はメーカー・商社全31社が参加した。

他のイベントが、新製品や主力製品の展示がメインであるのに対して、東京インターナショナルオーディオショウは、主に海外ブランドのオーディオ試聴がメインだ。それぞれのメーカー・商社が個別にブースを設けており、著名な評論家や、メーカーのサウンドエンジニアなどによる解説付きで、最新モデルや未発表モデルが試聴できる。試聴はタイムスケジュールに基づいて行われるが、視聴時間は短くなく、約30分から1時間となかなか聞きごたえがある。

展示品は、ちょっとやそっとでは手が出せないようなハイグレードな機器が中心だ。その音の傾向や方向性を体験することは、身近なオーディオシステムのチューニングにも参考になるだろう。

ディーアンドエムホールディングスは、ガラス棟7FのG701にブースを設置。試聴のメインは、10月に発売したプリメインアンプ「PMA-2000RE」(左)とSACDプレーヤー「DCD-1650RE」、DALI社のスピーカー(右)だ

DALI社の「EPICON 8」(手前)。後ろに置かれている「EPICON 6」をベースに、ミッドレンジが加えられている。EPICON 8は開発中の未発表モデルで、2013年春の発売を目指しているとのことだ

ブースには、これもまた未発表の「EPICON 2」も展示。残念ながらEPION 2の試聴は行われていないが、こちらも2013年春の発売を目指して開発中だ

ハーマンインターナショナルは、ガラス棟4FのG402・G403にブースを設置。両ブースともJBLのスピーカーをメインに展示している。G403では「S3900」(左)以下のミドルクラス、エントリークラスのスピーカーが試聴できる。2011年に発売された「STUDIO 5」シリーズ(中央)や、10月に発表したコンパクトスピーカー「CONTROL ONE」(右)も展示

G402では、10月にリニューアルした、315万円のフラッグシップモデル「New Project EVEREST」(DD67000)を中心に試聴できる

DD67000のスケルトンモデルも展示

Mark Levinsonで現在開発中のプリアンプとパワーアンプ。既に音が出る状態ではあるが、残念ながら今回は試聴できない

アキュフェーズは、ガラス棟4FのG407にブースを設置。ブースでは、2012年11月下旬に発売するコントロールアンプ「C-2420」を中心とした試聴が行われている。パワーアンプは「A-200」を使用

2012年11月中旬に発売される、30万円半ばのプリメインアンプ「E-260」も試聴できる。タイムスケジュールは11月3日の11:30~12:00

ラックスマンは、ガラス棟4FのG408にブースを設置。5.6MHz DSD信号に対応したDAコンバーター「DA-06」(左)を参考出展し、試聴も可能。また、11月に発売するプリメインアンプ「uX」(中央)や7月に発売したプリメインアンプの「L-305」、バランス出力を備えたヘッドホンアンプ「P-700u」(右)など、新製品の試聴も行われている