熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【知りたがり!】→【知り】と略表記します
●「超絶美脚写真集を発売の菜々緒、交際は順調!」【ノンストップ】
菜々緒が股下85㎝、ひざ下50㎝の美脚をテーマにした写真集『1028_24菜々緒 超絶美脚写真集』をリリース。
しかし、リポーターたちは写真集なんてどうでもいい。菜々緒に「(交際中の西川貴教に)やきもちやかれません?」と声をかけ、「それは言われません。彼は心が広いと思います」というコメントを引き出した。この日も菜々緒は何でもしゃべりそうなムードだ。
さらに、28日が誕生日だったため、西川からブレスレットとピアスをもらったことを明かし、「結婚願望はもちろんあります。なるべく早くしたい」とリップサービス全開。
スタジオでは、設楽統が近藤春菜に「ほとんど(菜々緒と)同じだよね」と振りを入れて、写真集の表紙と同じポーズをさせていた。最近の春菜は、この手のオチ担当として安定感十分だ。
●「福山、リリーら目利きが絶賛の壇蜜、色気のヒミツ」【ノンストップ】
今最もマスコミが注目している女性タレントと言われる壇蜜。29歳でグラビアデビューという遅咲きながら、『FRIDAY』奥村編集長が「黒髪の秋田美人で、カテゴリー分けすることがナンセンスな新しいジャンルのタレント」、リリー・フランキーが「ひさびさに本格派が出てきたなって感じ」、みうらじゅんが「壇蜜を今知ってるか知らないかで人生が変わる」と絶賛されまくり。
お茶を飲む、メガネをかける、髪をかきわけるだけであふれ出る色気のルーツは何なのか? 実は日本舞踊の師範であり、ハッピーエンドの演目が少ないので、物憂げな表情が板についたとのこと。だから「言えない過去がありそう」という妄想をかきたてられるし、英語の教員免許を持つなどの知性も魅力のひとつらしい。
ここで壇蜜がスタジオに登場すると、近藤春菜が「動きがゆっくりでカメみたい~」と挑発。しかし、案の定『桃太郎』のお色気朗読対決ではあっさり完敗した。杉本彩が認めたエロはもちろん、テリー伊藤お墨付きのバラエティでもいけるのがスゴイ。
●「また大物2世夫婦が……わずか5カ月でスピード離婚」【ミヤネ】
若山富三郎を父に持つ若山騎一郎と、上原謙を父に持つ仁美凌が離婚。7年間の交際を経て今年5月に結婚したばかりだったが、お互いにストレスが蓄積し、ケンカが絶えなくなり、ついにはテレビ番組の出演をめぐって口論、仁美が家を出たという。
「テレビに出る出ないで離婚するとは思えない」と宮根誠司が首をかしげると、「大スターの子ども同士なので世間知らず」と井上公造はバッサリ。「ふつうの生活はしてないですわな」という宮根のあきれ顔も納得だ。
若山は47歳、仁美は34歳と、流行の年の差婚だけに早期離婚は意外。超大物の2世は例外なのか。
●「スガシカオの右耳がピンチ!『突発性難聴』を告白」【とくダネ】
ブログで突発性難聴の発症を明かしたスガ。その理由は、「所属事務所やレーベルから独立したときのストレス」という。しかしスガは、医者から「最悪の場合、右耳の聴力はある程度あきらめて」と言われながらも、ライブなどの仕事をこなしているらしい。
「治る人もいるけど、その原因も分かってないんでしょ」と小倉智昭も心配そう。スガと同じ46歳の『エレファントカシマシ』宮本浩次も同病にかかり、無期限休養中だけに心配だ。
●「矢部浩之と青木裕子、結婚の可能性は何%?」【スッキリ】
先日、矢部に密着取材したばかりで自信満々の井上公造。「(矢部は)『本当に結婚願望がない。結婚制度の意味がわからない』という話をずっとするんですよ」と笑顔で語る。続いて、相方・岡村隆史の「本当は結婚を意識しているし、プレッシャーを感じている」というコメントを紹介。さらに井上は、「長い目で見たら結婚の可能性は90%。交際は極めて順調」と話したが、勝手な見解だけで新たな情報は全くなし。
それに危機感を抱いたのか、テリー伊藤が「『サンジャポ』で共演してるけど(恋人の)青木(裕子)さんは大人になったよね。(石田)エレーヌが結婚してからマシになったのと同じで」と盛り上げようとする。突然、巻き込まれたエレーヌは、動揺でマイクを落とした。ナイスリアクションだ。
井上は先日破局報道された「浅野忠信と仲里依紗は結婚の可能性97%」と言っていただけに、やっぱり信用できない。
●「田村淳が警察官との口論で、突然の休養」【知り】
番組冒頭、伊藤利尋アナが神妙な顔で「田村淳さんが今日から当面お休みします」と話しはじめた。先週末に、駐車違反をめぐって警察官といざこざを起こしたことが原因という。自らネット生配信していただけに、知らないふりもできなかったようだ。
淳は「軽率な言動を反省し、情報番組のレギュラーを務める身として、ふさわしくない行動をしてしまったことを深く反省しております」というコメントを発表。さらに、「きちんと反省するため、今週いっぱいは出演を自粛します」という。しかし、「今週いっぱい」というと、放送はたったの3日間のみ。さすがに短すぎるのではないか。
それにしても、オープニングから番組が暗い。まるでお通夜のような雰囲気を見て、伊藤アナのひき逃げ騒動を思い出した。二人はメイン司会とメインコメンテーターだけに、噂の絶えない打ち切り説に現実味が……。
●「直木賞作家であり、名司会者の藤本義一さん、逝く」【ミヤネ】
藤本さんといえば、人情と毒舌を交えたコメントで“関西のご意見番”と言われた人。上方芸人の育成にも尽力しただけに、大阪制作の同番組は沈痛なムード一色だ。
宮根誠司も、「(司会者を務めた)『11PM』を見てカッコイイ、ダンディーな人がいるんだなと思った」「『11PM』をやりながら直木賞を取ったのはスゴイ」「思春期に大人の世界を見せてくれたのが、藤本義一さん」と賛辞の言葉が止まらない。ただ、流ちょうに話しすぎたのか、「ポロリが楽しみだった」という脱線トークは行きすぎたかも。
●「長谷川理恵、待望の第1子を出産」【知り】
ブログで男児の出産を報告した長谷川。予定日より早く2635グラムだったが、「陣痛がきてから想像以上に時間がかかった。無事に産まれてきてくれたことに感謝です」とのコメントを発表した。
これを聞いた辛口芸能ライターの吉田潮は、「ママタレとして活躍したいんでしょうけど、ママタレ枠はもういっぱいだから」と一刀両断。さらに、「それより(出版した)『願力』ならぬ『男力』という本を書いてもらいたい。帯文は石田純一で!」とイジリ倒す。「子どもの誕生を喜びましょうよ~」と小藪千豊のボヤきフォローが秀逸だった。
●「美魔女8人がCDデビュー。美のヒミツ」【ノンストップ】
番組は『TEAM美魔女』のリハーサル現場に潜入。平均年齢41歳、最年長46歳の彼女たちは、これがテレビ初出演という。
ダンスレッスンはぎこちなかったものの、美容の話になると目を輝かせて、「肌荒れの応急措置はネイルオイルで」「生クリームを首に塗ってねるとシワが取れる」「5時起床、23時就寝」「20代ではいていたデニムをはき続ける」と話し出した。
設楽統が「みなさん、ハツラツとしていてステキです!」とホメると、西山喜久恵アナも「アイドルですよ! アイドル!」とあおりを入れる。
しかし、神田うのだけは、「私は(彼女たちと)真逆で常に新しい自分を追求してるし、やりたいことをやって前向きに生きている」「37歳のうのは、最年少の人より1つ年下」と思い切りライバル視。何とも大人げない。
●「ミリヤ、ガガも愛用。最新ファッションアイテム」【スッキリ】
EXILEの妹分・E-Girlsがモデルとなって、芸能人愛用の最新アイテムを紹介。 1つ目は、レディー・ガガ使用のカラフルなリップタトゥー。バラ、ドット、星条旗、ユニオンジャックなどバリエーション豊富だ。しかし、これを見たテリー伊藤は「キスするとどうなんだろうね」とオッサン目線。
続いて紹介されたのは、加藤ミリヤ使用のイギリス発・アートなつけまつ毛。蝶やタツノオトシゴのシルエットなどがあって、確かにオシャレだ。しかし、テリー伊藤は、「みんなに見せるんじゃなくて、恋人同士でくっついたときにわかるといいな」とまたもオッサン目線。
『白雪姫と七人のこびとたち』のイラストが描かれたストッキングも紹介されたが、どれもギャル系アイテムだけに、スタジオはいまいち盛り上がらず。さっさとE-GirlsのPRタイムへ突入した。
●「美魔女コンテスト開催。あの人のママも出場!」【とくダネ】
『第3回国民的美魔女コンテスト』が開催され、福島県の門馬礼子さん40歳がグランプリに輝いた。番組が注目したのは、最年長51歳の藤本清美さん。ビキニ姿を披露した彼女は何とスザンヌの母・キャサリンだった。「娘に内緒で応募した」そうだが、会場に訪れたスザンヌから「“ニコニコ笑顔で賞”をあげたいと思います」とたたえられていた。
最近やたら美魔女という言葉を聞くが、“熟女ブーム”というよりは、財布のヒモを握る彼女たちの世代をクローズアップしていこうという仕掛けか。
●「小泉今日子×飯島直子、独身美女対談」【ノンストップ】
対談の目的は、今年3月まで放送された『最後から二番目の恋』特番のPR。しかし、常に本音キャラの2人は、ズバズバしゃべってくれる。
小泉が「最近よく書かれるのが“小泉会”。そんなの存在しないんですよね。そんなに寂しがり屋じゃないし」と話すと、飯島は「マスコミのみなさん、お願いしますよ」と大笑い。
老いについて聞かれた小泉が「年を取ることを楽しんでいるし、死が完成形としたら、そこに向かって進化しているイメージ」と語ると、飯島は「このドラマでも貴一さんとか今日子さんとかいいお手本の先輩がいるから(気にしない)。この前、眉毛に白髪を見つけて笑ってしまった」とぶっちゃける。 ドラマの見どころを聞かれたときも、小泉は「ベッドシーン。ひさびさに前バリ貼りましたね」と話したが、もちろんウソだ。この脱力感はスゴイ。
ただ、スタジオの北斗晶は、「2人とも状態がいいからだよ。キョンキョンは私の一歳上なのに……私なんか年とるのおっかなくてしょうがねえよ」と吐き捨てた。それもまたホンネだ。
今週はこれら以外にも、「三谷幸喜が元妻・小林聡美への未練を語る」「オリラジ藤森と田中みな実アナが結婚前提の真剣交際」などの芸能ニュースが報道された。「スクープ連発の『週刊文春』を独走させじ」と、各週刊誌が元気だ。
ワイドショーに目を向けると、フジテレビの『ノンストップ』がハジてきた印象。低視聴率のスタートで割り切ったのか、“イケメン、セレブ、ゴシップ、主婦ネタトークバトル”を前面に出した構成で、しっかり差別化できている。
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など