2013年公開の映画『マン・オブ・スティール』で新スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルの主演作『シャドー・チェイサー』が公開された。
同作でカヴィルが演じるのは"普通の青年"ウィル・ショー。トラブル続きの仕事を一時的に放り出し、スペインでバカンスを楽しむ家族のもとにやってきたアメリカ人青年ウィル・ショー(ヘンリー・カヴィル)。久々に会う厳格な父親マーティン(ブルース・ウィリス)との関係はギクシャクしたまま。さらに、家族全員が突然失踪してしまい、その捜査を依頼した地元警察にも突然襲われてしまう。そこでウィルを救ったのはマーティンだった。初めて知る、父親の真実。そして、失踪した家族のゆくえは……。スペインを舞台に父親の暴露した秘密により、ウィルはスペイン国家間の闘争に巻き込まれてしまう。
今回、ウィルを演じるにあたり、「以前の仕事では、僕は超人的な殺人者にならなくてはならなかったが、今回の役は正反対だった。腕立て伏せも腹筋もやらないように言われたので、とても短い期間でできるだけ飲み食いし、普通の人間に戻らねばならなかった」と話すカヴィル。製作総指揮を務めたケヴィン・マンは「監督(マブルク・エル・メクリ)はとても賢かったよ。ヘンリーに(撮影現場である)マドリードをあまり見て回らないように指示したんだ。役柄の設定上、彼に心地良さを感じてほしくなかったからね。彼は前作『インモータルズ -神々の戦い-』で9カ月近くも格闘技とアクション・シーンの訓練を受けた。だからヘンリーは素の自分に戻り、(自分がウィルの立場だったら)彼自身ならどうするかを考える必要があった。ヘンリーと監督は真実味が出るように、すばらしい演技プランを立てたと思う」と、カヴィルがウィル役を演じるにあたり"普通の青年になる"という一般的にはあまり考えられない訓練を行ったことを明かした。
映画『シャドー・チェイサー』は、有楽町スバル座、新宿ミラノ他全国ロードショー中。