ナナオは1日、グラフィックス向けカラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの27型ワイドモデルとして、「ColorEdge CG276」と「ColorEdge CX270」を発表した。11月30日より発売し、価格はオープン、直販価格は124,800円より。
ColorEdge CG276
「ColorEdge CG276」は、厳密な色の管理と運用が求められるプロフェッショナルフォトや、映像制作現場向けのモデル。EIZOダイレクトでの直販価格は189,800円。従来モデルよりも表示安定性や画面均一性を向上させ、動画編集や映像制作向けの機能を強化している。
きょう体下部に「キャリブレーションセンサー」を内蔵。ディスプレイ単体でキャリブレーションを行えるほか、定期的な再調整も自動で実施できる。電源を入れてから7分で輝度/色度/階調特製が安定するように設計されており、正しい色表現を行うために輝度ムラや色度ムラを補正する独自技術「デジタルユニフォミティ回路」を搭載。Adobe RGB色域を97%カバーし、色域データを正しく表示する。
主な仕様は、液晶パネルがIPS方式の非光沢(ノングレア)、解像度が2,560×1,440ドット、視野角が水平/垂直とも178度、輝度が320cd/平方メートル、応答速度が6ms(中間階調域)、コントラスト比が1,000:1。消費電力は最大154W(標準:72W)。
スタンドのチルト角度は上25度、スイーベルは左右344度、右回り90度のピボット機能も搭載し、高さ調節は151.5mm。映像入力インタフェースは、HDMI×1、DVI-D×1、DisplayPor×1。そのほか、USB 2.0対応モニタコントロールポート×2、USBハブ×2ポートを備える。本体サイズはW646×D281.5×H425~576.5mm、重量は約13.6kg。
ColorEdge CX270
「ColorEdge CX270」は、デザインやデジタルフォトなど、正確な色表示が求められる現場向けモデル。キャリブレーションソフト「ColorNavigator」と、専用キャリブレーションセンサー「EX2」の同梱などにより3モデルを用意。EIZOダイレクトでの直販価格は、本体のみの「ColorEdge CX270」が124,800円、「ColorNavigator」と「EX2」が付属する「CX270-CNX」が134,800円。
画面均一性や階調表現、広色域などの基本性能、スペックは、上記「ColorEdge CG276」とほぼ同等。きょう体上部にコレクションセンサーを内蔵し、外付けのキャリブレーションセンサーで調整した白色点や輝度を保持する定期的な表示補正を自動で行える。
ColorEdge CS230
7月に発表されていた「ColorEdge」シリーズのエントリモデル「ColorEdge CS230」の発売日が、11月22日に正式決定した。価格はオープン。EIZOダイレクトでの直販価格は、本体のみの「ColorEdge CS230」が59,800円。「ColorNavigator」と「EX2」を搭載した「ColorEdge CS230-CNX」が69,800円、「ColorNavigator」のみが付属する「ColorEdge CS230-CN」が64,800円。
コレクションセンサーを内蔵し、外付けのキャリブレーションセンサーと組み合わせたキャリブレーション管理に対応する。デジタルユニフォミティ補正回路も搭載。
主な仕様は、液晶パネルがIPS方式の非光沢(ノングレア)、画面サイズが23型ワイド、解像度が1,920×1,080ドット、視野角が水平/垂直とも178度、輝度が300cd/平方メートル、応答速度が10.5ms(中間階調域)、コントラスト比が1,000:1。消費電力は最大54W(標準:21W)。
スタンドのチルト角度は上30度、スイーベルは左右344度、右回り90度のピボット機能も搭載し、高さ調節は154mm。映像入力インタフェースは、HDMI×1、DVI-I×1、DisplayPor×1。そのほか、USB 2.0対応モニタコントロールポート×2、USBハブ×2ポートを備える。本体サイズはW544×D245.5×H372.5~526.5mm、重量は約7.5kg。
詳細については、別記事の『ナナオ、グラフィック向け液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズを一新』を参照いただきたい。