10月26日にいよいよ発売となった、Microsoft自身の手がけるタブレット「Surface with Windows RT」。マイナビニュースでもすでに開封レポートを掲載しており、今後より詳しいレビューをお届けしていく予定だが、さまざまな新製品が登場するたびに分解レポートを公開している米Fixitがさっそく分解レポートを公開している。
全体的な分解修理のしやすさを示す同社のRepairability Scoreは10点満点の4点(数字が大きいほど分解修理がしやすい)。このほか、下記のようなポイントが挙げられている。
- 接合に使われているネジは星型ネジで、取り外しにはトルクスドライバーが必要
- スタンド部分を取り外すと確認できたモデルナンバーは「1516」
- 分解して内部にアクセスしたかどうかを確認できるように、何カ所かにシールが貼られている。このシールは分解時に破ることになってしまうので、分解した痕跡を消すことはできない
- 本体ケースの取り外しはカメラカバーの部分から
- バッテリの取り外しはiPadよりも簡単。入っていたバッテリは7.4V/31.5Whのサムスン製。
- マザーボードには、フラッシュストレージとしてSamsung KLMBG4GE4A、メモリにMicron 2RE22 D9QBJを搭載。パワーマネージメントICはTIのTPS659110、ワイヤレスMIMOのSoCはMarvell 88W8797-BMP2、オーディオコーデックはWolfson 8962E。
- ドーターボードには、タッチスクリーンコントローラのAtmel MXT154Eなど、タッチスクリーンの制御に関するものだけが搭載されている。
- ディスプレイには「LTL 106AL01-002」とのラベルがあり、サムスン製であることを示している。
- 液晶と表面ガラスはケースにしっかり結合されており、この部分にアクセスするにはヒートガンが必要になる。
分解写真などはiFixitのサイトで確認していただきたい。ちなみにRepairability Scoreの10点中4点という評価だが、第3世代iPadが10点中2点よりは高いものの、Nexus 7の10点中7点やKindle Fireの10点中8点といったスコアとくらべれば低め。Surfaceも、どちらかといえば分解修理しづらい製品ではあるようだ。