米Appleは、10月中に行うとしていた、iTunesのリニューアルを延期した。同社WebサイトiTunes紹介ページでは「11月に登場」と記されている。
リニューアルでは、ユーザーインターフェースの表示がシンプルになり、iCloudとの連携も強化されるとしている。新しくなったプレーヤーでは、ライブラリ表示が一新され、コンテンツをクリックだけで探せるようになる。また、アルバムを一つ選ぶと、それが開いてさらなる情報を見ることができるようになっている。あわせて、テイストが似たアルバムを知らせる、「ストア内」のおすすめも表示される。ミニプレイヤーも一新され、再生コントローラーや「次はこちら」ボタンが小さいスペースに詰め込まれている。
iCloudとの連携強化では、アルバムや曲、映画をどのデバイスで購入しても、MacやWindowsパソコンのiTunesライブラリですぐに楽しめるようになる。また、一つのデバイスで再生していたものを一時停止しても、後から別のデバイスでその続きを再生する機能が搭載される。
iTunes Store/App Store/iBookstoreもリニューアルされ、ユーザーインターフェースが変更されるほか、試聴およびプレビューの履歴がiCloudに保存されるようになる。フィーチャーされたコンテンツは一番上に表示され、シェルフには人気のある楽曲や映画、テレビ番組が並ぶようになる。また、試聴中の90秒間は、ストア内の他のページに遷移しても途切れず再生することが可能になる。
iTunesの最新バージョンとなる「iTunes 10.7」は、リニューアルに先立って提供が開始されている。