既婚女性が働く理由は?

結婚をしても働き続ける女性は多く、実際、マイナビニュース会員のうち既婚女性288人に現在働いているか否かを聞くと、84.0%が「はい」、16.0%が「いいえ」と回答。それぞれに、その理由を聞いてみた。

>>夫が考える、妻が働く理由とは?

■はい
・「働いて周りの大勢から認められることが嬉しいし、一人で生きていきたいから」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「専業主婦は性格的に無理、仕事をしていないと廃人になってしまいそう」(29歳女性/金融・証券/営業職)
・「このご時世、共働きしないのが不思議」(29歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「自分のおこずかいが欲しい」(30歳女性/通信/販売職・サービス系)
・「外に出て刺激を受けたい、いつまでも若々しくいたい」(26歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)



■いいえ
・「子供が小さいので」(32歳女性/その他/その他)
・「結婚に伴って引っ越しをしたので、今まで勤めていたところを退職したため」(26歳女性/その他/その他)
・「希望にあった求人がないので」(47歳女性/その他/その他)



■総評
「はい」と答えた女性は84%。「働くのが好き」という積極的な理由よりは、「ヒマだし、まだ子どももいないので働いている」という惰性(?)派の声が目立ったように思う。また「専業主婦は向かない」と消去法で働いている人や、「子どもができたら働けなくなるから今のうちに」という回答も多かった。既婚女性は妊娠の可能性がチラつくのか、仕事そのものへの意欲は微妙に下がっているのかもしれない。中には「もうすぐ離婚するから」という意見もあり、結婚当初から離婚の可能性を考えて働いていたのだろうか……と深読みしてしまう。

「いいえ」の割合は16%と低かったが、その理由のほとんどは「妊娠中」「子育て中」というものだったのを見れば、納得か。また、結婚して寿退社、引っ越したので再就職をしていない、という人も何人か見られた。やはり、女性が働くのにあたって、結婚、出産、子育てが大きなハードルとなっているようだ。

回答の中には、「老後に備えて貯蓄したい」「マイホーム購入の足しにしたい」など、具体的なお金の使い道を見据えつつ働いている女性も見受けられた。やはり財布は女性が握った方がうまくいくのかも。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2012年10月3日~2012年10月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性288名
調査方法: インターネットログイン式アンケート