シャープは10月30日、新機能「見どころポップアップサーチ」を搭載した、BDレコーダー「AQUOSブルーレイ」の新モデル「BD-W1200」「BD-W520」「BD-S520」を発表した。発売は11月21日。価格はオープンで、推定市場価格は、BD-W1200が85,000円前後、BD-W520が70,000円前後、BD-S520が55,000円前後。

「AQUOSブルーレイ」の新モデル。上段が「BD-W1200」で、左が「BD-W520」、右が「BD-S520」

BD-W1200とBD-W520は、録画用×2/視聴用×1のトリプルチューナー搭載機で、BD-S520はシングルチューナー機。内蔵HDDの容量は、BD-W1200が1TBで、他の2モデルは500GB。外付けUSB HDDへの録画にも対応している。

新モデルの大きな特徴が、新搭載の「見どころポップアップサーチ」機能。同機能では、録画番組の再生中や録画リスト表示中に番組内のシーン一覧が表示され、そここからダイレクトに見たいシーンを選んで頭出し再生できる。シーン一覧で表示されるシーン間隔は5分ごとの「標準」と、2分30秒ごとの「詳細」を切り替えられる。

「見どころポップアップサーチ」機能の画面イメージ。録画リスト表示中(左)や録画番組の再生中(右)に、シーン一覧を表示させ、ダイレクトに、見たいシーンにジャンプできる

「スマートフォン ボイスリモコン」の画面

また、「スマートフォン ボイスリモコン」に対応。スマートフォンの音声認識を利用した機能で、番組表から予約したい番組を探すときのキーワード入力や、番組表/録画リストの表示、再生/停止などの操作を音声で行うことが可能だ。

なお、スマートフォン ボイスリモコンの利用には、11月中旬から提供される専用アプリ「レコーダーIPコントロール」のインストールが必要で、対応機種や操作できる機能については、同社のWebサイトに掲載される。

トリプルチューナー搭載機のBD-W1200とBD-W520では、「ファミリンクプラス録画」も利用できる。同機能は、ファミリンクに対応したAQUOSと組み合わせた場合に、3番組同時録画を可能にするもの。ただし、3つめの録画は記録画質がDRに制限される。番組改編時や年末年始など、イレギュラーなスケジュールで番組が放送される時期には役立つ機能だ。

BD-W1200とBD-W520は、録画した番組をワイヤレスでスマートフォンに持ち出す機能「Wi-Fiダビング」も搭載。スマートフォンに専用のアプリをインストールすることで、録画した番組を手軽に外出先でも楽しむことができるようになる。アプリケーションの対応機種などに関しては、同社のWebサイトに掲載される。

また、外出先からスマートフォンで番組予約する「リモート予約」にも、2013年1月より対応予定だ。

本体サイズは3モデルとも共通で、W430×D235×H58mm。重量は、BD-W1200が約3.3kg、BD-W520が約2.9kg、BD-S520が約3.2kgだ。消費電力は、BD-W1200が約32W、BD-W520が約27W、BD-S520が約28Wとなっている。