日産自動車は30日、コンパクトカー「キューブ」をマイナーチェンジして発売した。価格は153万3,000円から193万2,000円。
今回のマイナーチェンジでは、アイドリングストップやデュアルインジェクター、排気側への可変バルブタイミング機構、副変速機付きのエクストロニックCVTの採用などによって燃費性能向上を実現。2WD車(15X / 15X Vセレクション)では、燃費をJC08モードで19.0km/Lに向上させている。これにより、2WD全車がエコカー減税に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75%減税となる。
ボディカラーは、新色の「ライトジンジャー」と「ラグーンブルー」を含む全9色を設定。インテリアには新色「ヴィンテージキャメル」(メーカーオプション)を設定し、ヴィンテージ感のある高密度スエード調クロスをシートに採用することで、深みと味わいのある室内空間を演出したとのこと。
エンジンは、1.5LのHR15DE(水冷直列4気筒DOHC)、トランスミッションはエクストロニックCVTを採用し、駆動方式は2WD(前輪駆動)と電動4WD(モーターアシスト方式)が用意されている。乗車定員は5名。
また、同社関連会社のオーテックジャパンは今回のマイナーチェンジに合わせ、カスタムカー「キューブ アクシス」と「キューブ ライダー パフォーマンススペック」を新設定して発売した。従来の「ライダー」シリーズ、「ライフケアビークル」(LV)もベース車と同様に燃費性能向上が実施され、ライダーシリーズ全車でシート地の変更やインテリジェントエアコンシステムの標準装備などが行われている。
キューブ アクシスは、専用本革シートや本革巻3本スポークステアリング、メッキインナードアハンドルを採用し、ワンランク上の上質感を加えたというモデル。また、専用デザインのフロントマスクを採用し、ビターショコラカラーのアクセントが入った専用16インチアルミホイールを設定している。価格は、2WD車が179万5,500円、電動4WD車が202万3,350円。
キューブ ライダー パフォーマンススペックは、主に内外装をカスタマイズした「キューブ ライダー」にトータルチューニングを施したモデル。高性能タイヤや専用チューンドサスペンションを採用し、ボディ性能の向上も実施。スポーティで安定感の高いハンドリングと、フラットな乗り心地を融合させたとのこと。価格は、205万8,000円。