インテルは30日、業界最高水準の微細化を達成した20nmプロセスベースのNANDフラッシュを新たに採用し、バランスのとれた性能と価格を実現する2.5型SATA6Gbps SSDの新モデル「Intel SSD 335シリーズ」を発表した。シーケンシャルでリード最大500MB/s、ライト最大450MB/sの性能を備える。
コンシューマ向けSSDの新モデル。従来モデルのIntel SSD 330で採用していた25nm NANDから、20nm NANDへとNANDフラッシュの製造プロセスが微細化されている。新プロセスではNANDフラッシュで初というHi-Kメタルゲートも導入している。ラインナップは現在、容量240GBの1モデルのみで、リテール市場では既に販売もはじまっており、15,000円前後の市場価格で流通している。
主な仕様は、容量が240GB、転送速度はシーケンシャルリードが500MB/s、シーケンシャルライトが450MB/s、ランダムリードが42000IOPS、ランダムライトが52000IOPS。インタフェースはSATA6Gbps。フォームファクタは2.5型で、本体の厚さは9.5mm厚。カタログスペックではIntel SSD 330相当だが、実性能では差があるものと考えられるため、追って本誌面にてベンチマークテストなどの検証を行いたい。
■2012/10/30追記:ベンチマークテストの記事を公開しました。
・【レビュー】0nm NAND初採用の「Intel SSD 335」を試す - 性能は520以上!? 高コスパに期待
http://news.mynavi.jp/articles/2012/10/30/ssd335/