お笑いコンビ・バナナマンの設楽統が、相方の日村勇紀が主演を務めるTBS系列のドラマNEO『イロドリヒムラ』(月曜深夜24:20~)の最終話でドラマ監督デビューを果たすことが29日、明らかになった。

TBS系列のドラマNEO『イロドリヒムラ』の最終話で監督を務めるお笑いコンビ・バナナマンの設楽統(左)と、相方で主演の日村勇紀

10月15日にスタートした同作は、全10話のオムニバス形式で、主演の日村が毎回違うキャラクターを演じることでも話題のドラマ。ゲストには毎回豪華女優を迎え、さらにその出演者たちを国内外で活躍中の著名映画監督たちが1話ごとに担当するという贅沢な企画となっている。初回放送では監督・堤幸彦、女優・剛力彩芽、脚本・北川悦吏子の夢の競演が実現。22日の第2話では監督に『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の飯塚健、ゲスト女優に酒井若菜を迎え、ミュージックビデオのような異色の世界を創り上げた。

その最終話を"イロドる"監督に起用されるのが日村の相方である、設楽統。バナナマンのネタも彼が考えており、お笑いファンをはじめ業界内でも一目置かれる存在だが、さすがの設楽も今回の抜擢に「そうそうたる監督さんの中でできることを光栄に思います。ただ、ちょっとビビッてます(笑)」と戸惑い気味。しかし、相方・日村の長所を引き出すことに誰よりも時間を割いてきた設楽は「おこがましいですけど、イロドるところでいうと負けられないですね。20年間やってきましたから」と目を光らせ、「ドラマで演出することにワクワク、新たに相方と楽しいことができることにワクワクしています」と意欲を見せた。

一方、"イロドられる"日村は「設楽さんが監督をすると聞いたときは、素直にうれしいと思いました。ドラマの話をいただいたとき、そうなったら面白いなぁと思っていたので」とこちらはいつものとおりマイペース。それでも「面白い感じのものに、そしてバナナマンらしさがでれば」という言葉の裏には、相方・設楽への信頼感が見え隠れする。注目の最終話は、設楽監督の発案で"バナナマンのコント"に関係した内容になる予定。