いちばん気になるディスプレイは……

そして「Retinaディスプレイモデル」ということでもっとも気になる表示をチェック。相当近くまで寄ってもドット感のない精細な表示だ。解像度は227ppiとなり、15インチモデルの220ppiよりもピクセル密度は高い。キーノートでは「世界で2番目に解像度の高いディスプレイ」と呼ばれていたが、ピクセル密度に関してはナンバーワンということになる。

相当近付いてもドット感のない表示

文字のエッジは、近付いても滑らか

GeekBenchのベンチマークスコアは「7413」

最後に、ベンチマークソフト「GeekBench」のベンチマーク結果をご照会しておこう。

AppleのWebサイトではいつものように、プロセッサナンバーは明記されていなかったが、GeekBenchの判定によればIntel Core i5-3210Mとのこと。

ベンチマークスコアは下表のとおりとなった。現時点で筆者の手元には適切な比較対象となるマシンがないため、このスコアに対するコメントは控える。

GeekBench(64bit)のベンチマーク結果
Geekbench Score 7413
Integer 5713
Floating Point 9849
Memory 6195
Stream 7280

なお、筆者がAppleに尋ねた際には、この13インチモデルで、CPUはオプションでもデュアルコア i7、メモリの上限が8GB、ディスクリートグラフィックスを搭載せずCPUの内蔵グラフィックスを使用――という構成になっているのは、13インチモデルのユーザーの購買行動や利用目的を考慮してのことだということだった。Appleとしては、クリエイティブ作業などヘビーな用途にも使われるであろう15インチ、一般向けの13インチという想定になっているようだ。

ここまで、ざっくりとこの製品のインプレッションを見てきた。より詳細なレビューは後日掲載する予定なので、ぜひ楽しみにしていただきたい。