女優の柴咲コウと真木よう子が24日、東京・六本木ヒルズで開催中の第25回東京国際映画祭に特別招待された『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(御法川修監督 2013年3月2日公開)の舞台あいさつに出席した。
映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の舞台あいさつに出席した柴咲コウと真木よう子 拡大画像を見る |
同作は、累計27万部のヒットを記録している益田ミリの漫画『すーちゃん』シリーズが原作で、カフェ店員のすーちゃん(柴咲コウ)とOA機器メーカーに勤めるまいちゃん(真木よう子)、WEBデザイナーのさわ子さんの3人がいくつかの選択と向き合う瞬間を邸内に描いた物語。
舞台あいさつに立った柴咲と真木は初共演。お互いの印象を柴咲は「見ての通りのクールビューティーな方です(笑)。撮影中もこんな感じでしたね」と話し、真木は「柴咲さんは、今回の作品を良くしようと積極的に動いていて、勉強になりました」と話して、2人とも照れ笑いを見せた。劇中には登場人物の"心のつぶやき"が多く挿入されることから、MCから「印象に残ったつぶやきは?」と聞かれると、柴咲は「『自分で迷って考える』、『私、一人で死ぬの?』の2つです。対照的ですが、き然と自分の人生を歩まなきゃという心意気があるつぶやきとすーちゃんのか弱いところが表れていると思います」と挙げ、真木は「つぶやきというか、『忘れないよ』というセリフは印象に残っています。この映画全体の優しさを表しているような気がして。奥深い言葉です」と語った。
また、この日は欠席したが、さわ子さんを演じた寺島について、監督は「寺島さんの微笑みを見るととても幸せになれるんです。エキセントリックな役のイメージが強かったのですが、お嬢様の香りが漂っているというか天真爛漫なんですね。映画にもそんな雰囲気が刻まれています」と話し、柴咲も「確かに天真爛漫という言葉が似合う方ですね」と同調していた。