フィアット クライスラー ジャパンはこのほど、アバルト「500」「500C」の限定車として、「500 Grigio Record(チンクエチェント グリージョ レコード)」および「500C Grigio Record(チンクエチェントシー グリージョレコード)」を発売した。
同特別仕様車は、創始者のカルロ・アバルト氏が誕生したさそり座に合わせて発売されるもの。カルロ・アバルト氏は11月15日生まれのさそり座であるため、アバルトは毎年さそり座の期間に特別な活動を行っている。今回の特別仕様車もその一環となる。
エクステリアはガンメタリックの新色である「グリージョ レコード」となっており、内装にはブラウンレザーを採用。このカラーコンビネーションは、カルロ・アバルト氏生誕100周年を記念して2008年に世界限定100台で発売された「Zerocento(ゼロチェント)」をほうふつとさせるものとなっている。「Zerocento」は日本に未導入であったため、日本のファンにはうれしい仕様ともいえる。
その他、両車ともダークグレー仕上げのホイールを特別装備している。オープントップの「500C Grigio Record」については、「500C」の日本市場への導入以来、要望の多かったマニュアルトランスミッションを初めて搭載している。「500 Grigio Record」の価格は299万円で限定40台、「500C Grigio Record」は329万円で限定30台。