ビー・エム・ダブリューはこのほど、MINIの7番目のモデルとなる「Paceman(ペースマン)」を発表した。2012年パリモーターショーでワールド・プレミアされたモデルで、今回の発表は日本での初公開となる。
「Paceman」はプレミアムコンパクトカー初のスポーツ・アクティビティ・クーペ。実質的にはMINIの中でも大ヒットしているクロスオーバーの3ドアバージョンといえるモデルで、ワイルドな外観やリアシートを左右で独立させたインテリアを継承している。
エクステリアはクロスオーバーに準じるもので、幅広のクロームフレームを備えた六角形のラジエターグリルや、ボディを1周するオフロードイメージの黒いトリムが特徴となる。インテリアもクロスオーバーと同じコンセプトで、室内中央を前後に貫くセンターレールが特徴となる。シートアレンジにより、ラゲッジルームの容量は330リットルから最大1080リットルまでとなっている。
エンジンはガソリンとディーゼルをそれぞれ2タイプずつ設定。最もパワフルなエンジンは184PSを発揮し、トランスミッションは6MTだがすべてのグレードで6ATをオプション設定している。また、4輪駆動のグレードも用意される。足回りはローダウン仕様のスポーツサスペンションを標準装備しており、MINIの特徴であるゴーカートのようなフィーリングをさらに強調している。日本での発売時期や価格については未発表。