ビー・エム・ダブリューはこのほど、MINIのハイパフォーマンス・サブブランド「MINI John Cooper Works」の全モデルにオートマチック・トランスミッション搭載モデルを追加した。エンジンにも改良を加え、低燃費、高出力となっている。
「MINI John Cooper Works」は、MINIの中でエンジン出力やトルクが最大となるハイパフォーマンス・サブブランド。レーシングMINIの伝説的なチューナーであるジョン・クーパーの名を冠することからもわかる通り、スポーツ性を極限まで高めており、室内はリアシートを廃して軽量化している。
これまで同シリーズは6MTのみが搭載されていたが、今回の発表により、全モデルに6ATが搭載されることになった。エンジンも改良され、バルブ・トロニックとダイレクト・インジェクションを採用。これにより最高出力は211PSとなり、また1,850~5,600rpmという幅広い回転数で最大トルク260Nmを発揮する。さらにオーバーブースト機能によって2,000~5,200rpmの間で最大トルクを280Nmに高めることができる。
価格は「MINI John Cooper Works」の6MTが390万円、6ATが403万円。「MINI John Cooper Works Roadster」の6MTが451万円、6ATが464万円など。すべてのモデルで6ATは6MTより13万円高の価格設定となっている。