ポッカコーポレーションと沖縄ポッカ食品は、新たな機能性成分として“オオバギポリフェノール”に着目。このほど、化粧品向けの原料素材としての製品化に成功した。9月より販売を開始している。
「オオバギポリフェノール」は、沖縄以南から東南アジアにかけて、野生で分布している亜熱帯樹木オオバギに含まれる成分。両社は沖縄イノベーション創出事業の支援を受け、この成分の研究開発を進めてきた。
研究の結果、同社および大学、公的機関において、「オオバギポリフェノール」はカテキンなど市販の天然成分の中でも、極めて強い抗菌活性と抗酸化活性を持つことが分かった。有用性の研究と並行し、食品や化粧品、バス・トイレタリー製品など幅広い分野への活用を目指し、用途にあわせた素材開発を行っていた。
このほど、同社は化粧品用エキス(非食品用)「美らフェノンBG(ちゅらフェノン)」を開発。9月から一般向けに製品の紹介を開始した。同素材を使用した製品の第1号「美らフェノン」を配合した化粧品は、沖縄県の化粧品製造メーカーポイントピュールより発売される。