お笑い芸人の小島よしおが23日、11月27日より公開される映画『バイオハザード ダムネーション』の上映イベントにサプライズゲストとして登場した。

映画『バイオハザード ダムネーション』の上映イベントに登場したアンデット芸人の小島よしお

『バイオハザード ダムネーション』は、発売以来世界中で大ヒットを記録しているゲームシリーズ『バイオハザード』のフルCGアニメーション第2弾。前作『バイオハザード ディジェネレーション』は2週間で3館という限定公開だったにもかかわらず、観客動員数3万3,000人、興行収入4,300万と驚異的なヒットを記録している。待望の続編となる本作は、主人公レオン・S・ケネディが、監督に神山誠、脚本に菅正太郎、プロデューサーにカプコンの小林裕幸を迎えて製作。富裕層の政府側と貧困層の反政府勢力が衝突する東欧に派遣された主人公レオン・S・ケネディが、突如出現したリッカーやB.O.W(有機生命体兵器)との絶望的な戦いを描いている。

今回のイベントは、9月に公開された映画『バイオハザードV:リトリビューション』と今回の『バイオハザード ダムネーション』がハロウィンシーズンを迎えたことで「合同モンスター祭り」として開催されたもの。『バイオハザードV リトリビューション』からは、本作のワールドプレミアで主演のミラ・ジョヴォヴィッチから公認を受けた"アンデッド芸人小島よしお"、『バイオハザード ダムネーション』からは劇中に登場する身長2メートル近くはあるモンスター"タイラント"が登場し、最凶の名をかけてガチバトルを繰り広げた。

青白いゾンビ体に痛々しい傷、呻くような"アンデッド声"で登場し「うまそうな人間たち、食ってやるぞー!」と意気揚々と乱入した小島だが、客席は怖がるどころか苦笑の嵐。見かねた小島は「これ30分はきついんで、1回普通のしゃべりに戻ってもいいですかね」と早々に"素"露呈しまう始末だった。スギちゃんの怪我により多くの代役に恵まれたことについて「スギちゃんが仕事を全部とられたから小島をこらしめないと言っていました」とMCから聞かされると、「とられたというか、あの人が勝手にケガしたんじゃないかよ!」と感謝するどころか一蹴。もともと"アンデッド芸人"は小島のほか、ダンディ坂野、鳥居みゆきもミラに認定されていたが、今回は「最凶のモンスターを決めるならひとりでいいだろ!」(実際は、自分だけスケジュールが空いていた)と意気込む様子を見せた。

勢いそのままに小島は「カボチャ投げ対決」「クイズ対決」「格闘対決」の3本勝負で屈強なタイラントに挑むも惨敗。「ダンディーさんとか連れてくれば……」「育ってきた環境が違うだろ……」と悔しがっていた。全くいいところなしの小島は「負けてしまいましたが、へっちゃらっちゃ、へっちゃらっちゃ、へっちゃらっちゃ、マッチョ!」という渾身の新ギャグを披露するも、こちらは大スベリ。しかし即座に「マッチョ! アンデッド!」「死なないからダイジョブ、一回死んでるからダイジョブ」と"アンデッドバージョン"に切り替え、なんとかその場を凌いだ。これが観客にはなかなかの好感触で「最近笑いに飢えていました」と吐露するも、「普通にやるよりウケるな」と"アンデッドバージョン"の手応えを感じていた。ちなみに小島曰くこの日は9:00に現場入り、ゾンビメイクには約3時間かかったという。

映画『バイオハザード ダムネーション』は、10月27日(土)より全国公開される。