アイドルグループ・AKB48の渡辺麻友が、19日、東京・丸の内ピカデリーで行われた、アニメ映画『ねらわれた学園』の完成披露試写会に出席した。
アニメ映画『ねらわれた学園』の完成披露試写会に出席した渡辺麻友 拡大画像を見る |
アニメ映画『ねらわれた学園』は、テレビドラマや映画で実写化されている眉村卓の同名小説を初めてアニメーション化した青春学園ドラマ。鎌倉の中学校に通う涼浦ナツキ(渡辺)、ナツキの幼なじみの関ケンジ(本城雄太郎)、同級生の春河カホリ(花澤香菜)は、ごくありふれた学園生活を送っていた。そんな中、謎の転校生・京極リョウイチ(小野大輔)が現れ、学園ではケンジやナツキ、生徒会や先生らも巻き込む不思議な事件が起こり始めて、それぞれが秘めた想いも明らかになっていく――というストーリーで、映画は11月10日から全国公開。
舞台あいさつには、声優を務めた渡辺、本城と中村亮介監督が出席し、映画で初主演声優を務めた渡辺は「本当に映像が美しくて、忘れていた想いを思い出させてくれる映画。光の使い方が大好きで心が洗われました」と笑顔でPRし、「アニメは大好きでよく観るので、声優として出演できてうれしい。みなさんに助けて頂きながら演じました。映画が完成して安心してます」とほっとした様子。現在、高校1年生の本城は「僕は男子校なので、青春って良いなと思いました。女子が学校にいるのは憧れます」と初々しくあいさつし、「毎日楽しく生きてるケンジは僕は違うけど、やってみたら楽しかった」とアフレコを振り返ると、中村監督は「2人共キャラクターに近い部分があった。僕のアフレコはすごく長いんですが、頑張ってくれました」と2人をねぎらった。
渡辺は演じたナツキについて「明るく元気で活発な女の子。私は運動が苦手なのでナツキとかけ離れてるけど、近づけるように元気いっぱい演じました」と語り、「ケンジに想いを伝えるシーンは私にとっても大事なシーン。監督と一緒にこだわって何度もやりました。気合いを入れて臨みました」と自信を持ってアピール。また、渡辺は同作の主題歌「サヨナラの橋」も担当しており、観客がピンクのサイリウムを振る中、「ナツキちゃんの甘酸っぱい片想いの曲です」と主題歌をお披露目。本城が「生で聴くと違いますね。映画のシーンを思い出して感動しました」と称賛し、ファンから「まゆゆー! 良かったよ!」と声援があがると、「ありがとうございます!」と笑顔で手を振っていた。