日本維新の会代表の橋下徹大阪市長は20日、13時から放送されるニッポン放送のラジオ番組『辛坊治郎 スーム そこまで言うか!』(毎週土曜13:00~15:00)にゲスト出演する。
橋下氏と辛坊治郎は、かつて読売テレビ『たかじんのそこまで言って委員会』で共演し、共に関西を拠点に活躍してきた盟友。それだけに、日本維新の会の現状や政治に対する姿勢など、通常のマスコミ取材では語られない事実が次々に明かされていく。橋下氏は「辛坊さんに頼まれれば断れないですからね」と出演を快諾した。
ここ最近の世論調査から見えてきた日本維新の会の支持率低下。辛抱がそのことに触れると、橋下氏は「政党交付金も受けていない維新が、自民党・民主党と同じ土俵で見てもらうという今までが正直おかしかったと思います。今が実際の姿、国民の皆さんも冷静に評価してくれてます」と分析し、「国政での実績も何もない僕たちのこれからの役割は、自民党や民主党の顔ぶれとは違う、"こういう人たちに国会に行ってもらいたい"という候補者をどれだけ示せるか、その一点です。既存政党に皆さん満足してますか? という事ですね」と投げかけた。
続けて辛坊から「次の選挙では何議席ぐらい取りたいんですか?」とたずねられると、堂々と「選挙をやる以上は過半数を目指します!」と宣言。「一定の議席を取れれば、"ねじれ"とか、そういうもので何も物事が決まらない政治を変えていきたいですよ。大阪府でも大阪市でも、少数与党のねじれの中で予算でも何でもまとめてきたんですから」と意欲を見せた。
そのほか、リスナーからの質問も多数寄せられた。「いつかは国会議員になって、ゆくゆくは総理大臣になってやろうと思っているんですか?」に対しては、「まったく思ってません!」と語り、「国会議員はやりたい人に任せればいいんです。僕はメッセージを発信する役割。議員をまとめるような人間関係は苦手。僕みたいなタイプはトップになれないですよ」と改めて否定した。
同番組では、理想とする国政の在り方、現状の政治の問題点といった政治にまつわる話題のほか、自身の7人の子どもたちとの付き合い方や多忙を極める中でのリフレッシュ法など、普段あまり語られることのないプライベートな部分にも深く踏み込んでいる。