普段使いには十分すぎる性能を搭載
Office 2013以外のWindows RT標準アプリも、最新のインテルCoreプロセッサを搭載したノートに負けないくらいサクサク動作する。OSの起動や再開も非常に高速だ。
アプリの起動も待たされることなく、従来のノートパソコンよりはiPadやAndroidタブレットに近い機敏なレスポンスと感じた。それだけチューニングがしっかりされているのだろう。
あいにく、「PCMark07」や「3DMark11」「MHFベンチマーク第3弾【大討伐】」など既存のベンチマークソフトが軒並み動作せず、従来のノートパソコンとのパフォーマンス比較はできなかったが、マイクロソフトのWebブラウザベースのベンチマーク「Fish Tank」を試したところ、1,366×768ドット、20fishの条件で51fps前後の数値を記録した。
通常のクラムシェル型ノートパソコンのパフォーマンスには大きく及ばないが、他のタブレット端末やスマートフォンなどと比べるとなかなか検討している方だ。
今のところサードパーティーのWindows RT対応状況が十分見えていないこともあり、本機でどういうアプリが動くかは未知数のところがある。
そのため、誰にでもおすすめできるというわけではないが、OfficeやWebブラウザ、メーラー、SNSアプリなど、一般的な人がノートで使う機能はほぼ最初から備わっている。
これらの機能を、出先でもバッテリの残量を気にすることなく快適にバリバリ使いたいという人には、有力な選択肢になるに違いない。ぜひ注目してみてほしい。
LaVie Y LY750/JW | |
NVIDIA Tegra 3 (1.3GHz) | |
2GB | |
約64GB SSD | |
なし | |
11.6型ワイド(1,366×768ドット) | |
IEEE802.11b/g/n | |
USB2.0×2、HDMI | |
SDメモリーカードスロット | |
なし | |
約W298×D204×H15.6mm/約1.24kg | |
Windows RT 32bit | |
90,000円前後(11月22日発売) |